当地は本州の西の端にあたるため、西方浄土へ往生される魂魄が最後に立ち寄る休憩所になっているようです。ですから東北地区太平洋沖大震災の後は連日、庵内が賑やかで野僧も49日間の昼夜を分かたぬ念佛行を勤めました(死ぬまでのつもりが49日目に意識を失って2日間熟睡してしまいました)。
また初盆の送り火の夜も賑やかだったのですが、あまりにうるさいので念佛を唱えたところ、急に静かになったものの困りました。と言うのも魂魄がおられるとエアコンなしでもゾクゾクするほど涼しいのですが、おかげで一気に暑くなり汗が吹き出しました。せめて数人ずつにしていただけないものでしょうか?

古志庵全景


本尊・スリランカ佛

観自在菩薩

意志地蔵

文殊師利菩薩

韋駄天尊

寺紋「日月二星」

托鉢グッズ(商売道具)

歓鐘

坐禅石
小庵は宗教法人ではないため特定の宗派には属しておりません。
したがって依頼のあった方、御縁のあった方の供養は宗教、宗派を問わず順次受け付けており(電話、メールで可。☎083-785-0868)、毎週日曜日の朝課では戒名、法名、法号、洗礼名を読み上げた法要を勤め、命日には御本人の宗旨での供養を厳修しております。病者の健康長命、子供の無事生育の祈願も同様に毎朝夕です。ただし、業務としての法要は行いませんのでお布施は困ります。托鉢同様に「チャリーン」の喜捨ならと言ったら500円玉を10枚持ってこられた方もいましたが、それは「ズシーン」です。佛教の戒律では本来、金銭に触れられないのです。
また旗日の晩課には水子供養、日曜日の晩課では殉職自衛官供養の法要を勤めておりますので、志のある方は手を合せて下さい。
その他に6月23日・沖縄慰霊の日、8月6日・広島原爆の日、8月9日・長崎原爆の日、9月7日・敗戦の日(=降伏文書に署名した日)、12月8日・第2次世界大戦への参戦の日(成道会と重なります)の慰霊供養、太陰歴の4月8日から15日のWESAK(ウェサック)満月の感謝法要と初日に清明(シーミー)、太陰暦の8月15日の秋夕の祖先供養も厳修しております。
歳時風景


庭前の梅

隣家の桜

津軽から連れてきた辛夷

筍を掘っている猪

鯉のぼり(岡本太郎デザイン)。干し魚ではない。

白い曼珠沙華

猪、鹿とくれば蝶ですが・・・。

裏山の柿(この直後に猿の群れが食べ尽くした)

土竜のトンネル
豊北町の観光名所・角島大橋

〒759-5101
長門国下関市豊北町粟野1529 古志庵
☎083-785-0868
- 2012/05/05(土) 09:17:47|
- 古志庵について
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