fc2ブログ

古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

11月14日・関門橋が開通した。

1973(昭和48)年の明日11月14日に関門橋が開通しました。
この時、野僧は愛知県の中学生でしたが関門海峡と言えばトンネルのイメージだったので、何故、橋まで架けたのかよく判りませんでした。
それを理解したのは一般空曹候補学生として防府に入隊してからで、新幹線と在来線、そして国道はトンネル、高速道路が橋だったのですが、現在でも一般道の関門トンネルは排気ガスによるコンクリートの傷みが激しく改修工事が欠かせませんから、台風や霧による通行止めを除けば橋が正解なのかも知れません。と言いながら関門橋も設計時の想定を超える交通量のため大規模な改修工事が実施されています。
関門橋は全長1068メートル、実際の橋の部分(支間)は712メートルで、福岡県北九州市の若戸大橋の全長627メートル、支間長367メートルを抜いて東洋最長の橋になり、それは1983年に因島大橋が開通するまで10年間維持されました。
関門海峡は海上交通の要所なので、橋桁から海面までの高さは61メートルあり、それを吊っているケーブルの太さは63センチ、5・04ミリのワイヤーを14014本も束ねています(檀ノ浦サービスエリアの展示看板による)。
吊り橋と言えばサンフランシスコの金門橋(ゴールデンゲート)が有名ですが、こちらは戦前の1937年の開通で、全長は2737メートル、支間長は1280メートルです。
帝国海軍の軍人たちは太平洋を渡って、これを見ると日米の工業力の違いを思い知ったと言いますが、確かに当時の日本の橋とは規模が違います。
ちなみに下関インターチェンジから門司インターチェンジまでは独立した関門自動車道で、中国自動車道でも九州自動車道でもありません。したがって橋を挟んだ下関壇ノ浦サービスエリアとめかりサービスエリアも関門自動車道の施設です(漢字の「めかり」は和布刈=ワカメ刈りと書きます)。
この壇ノ浦サービスエリアには鯛焼きならぬフグ焼きがあり、餡子で腹が膨らんでいます。
それにしても山口県人は橋が好きなようで、岩国の「錦帯橋を世界遺産に」と言う世間知らずな運動は相変わらずですし、関門橋は日本一の座を瀬戸大橋に譲ったものの2000年には当地の「無料で渡れる日本一の橋」=角島大橋が開通しています。
残念ながら深い峡谷はないので高さ日本一を狙うのは無理ですから、そのうち青森県鶴田町にある日本で一番長い木の橋=日本一長生きの橋を超える木製の橋を造ると言い出すのではないでしょうか。錦帯橋の廃材を流用すれば簡単にできそうですから。
  1. 2013/11/13(水) 10:01:04|
  2. 日記(暦)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<11月19日・月山富田城が落城した。 | ホーム | 11月7日・毛利元就が3人の息子に訓戒状を与えた。>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://1pen1kyusho3.blog.fc2.com/tb.php/1157-ed8726c4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)