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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

一般空曹候補学生の愛唱歌その1

「航空自衛隊一般空曹候補学生とは何か?」野僧が入隊した頃には、まだ我々の教育に当る中隊長、区隊長、班長も確固たる答えを持っていないようでした。
「兎に角、厳しく」「一般の新隊員たちが同情するほど厳しく」と体育や訓練でも一切の妥協を許さぬ厳しさを課し、我々も「それが曹候生の証」と耐え忍び、喜びとしてきました。
ある夜、眠られぬ者が消灯後に話しているの見つけた若い手の班長(曹候5期の先輩)たちが、全員を起こし廊下に正座をさせました。そして「反省した者から寝てよい」と指示を与えたのですが、全員が12時を過ぎても正座をしたままで、班長が「もういいだろう、寝ろ」と言っても「まだ反省が足りません」と止めませんでした。
最後には「頼むから寝て下さい」と頼んできましたが、野僧を含め数名の者が朝まで正座で明かしました(午前の座学は爆睡者が続出で班長の方が注意されたようです)。
曹候生と言えば掛け足がお家芸で、我々は「走って行くから曹候生(走行生)と言っていましたが、そんな伝統を受け継いだ後輩が作った愛唱歌を紹介します。

 走行学生の歌(曲・新エースをねらえ)

泣きたい時は 走路で泣けと
班長(あの人)は 班長は 鍛えてくれた
つまづいても ベソをかいても 
私には見える 一筋の光が
七分三〇 この一周に賭けた
七分ジャスト 私の青春
六分三〇 誰にも負けはしない
ああ 強い強い 体力だけは
強い強い 体力だけは     ※ちなみに航空教育隊がある防府南基地は一周2・3キロです。

もう一つ、自衛隊体操と言うのは陸空自衛隊が行う徒手体操(海は海軍体操そのままの海上自衛隊体操)ですが、曹候学生は教官動作と言って前で展示するための逆動作も覚え、仕上げには番号をかけながら次の動作を示す「合いの手」までマスターします。つまりNHKのラジオ体操のモデルさんとアナウンサーさんの役を一人でできるようになるのです(全員が)。

 自衛隊体操の歌(曲・ラジオ体操の歌)

荒々しい朝が来た 死亡の朝だ
悦びに夢が砕け アホ面仰げ
班長の声に 健やかな腕を
この弾む風に 鍛えよ
それ1,2,3
  1. 2012/07/13(金) 15:43:14|
  2. 回想・一般空曹候補学生
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