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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

7月15日・新盆

東京でお盆は7月15日(新盆)ですが、地方では8月15日(旧盆)に勤めます。
お盆の棚経は元来、太陰暦の7月15日に家々の佛具、法具を確認する宗門改めの一つとして行われていたのですが、明治になって太陽暦に替わった時、政府がある関東ではそのまま7月15日、地方は季節感を守るために一カ月遅らせたのです。
ちなみ小庵では8月は戦没者慰霊が続くため、盆の施餓鬼法要は新盆で行っています。
ところで曹洞宗では「餓鬼」は差別用語に当るということで、「施食」と呼んでいますが、これではホームレスへの炊き出しと変わらず、「餓鬼に施す」から供養なのであって「食を施す」のならお盆でなくてもいいでしょう。
当地は本州の西の端、西方浄土に一番近いのですが、昨年の八月は大震災で亡くなった方たちには初盆だったため小庵には新亡さんたちが立ち寄って、とても賑やかでした。
霊魂がいるとヒンヤリと言うよりもゾクゾクするほど冷えて快適なんですが、あまり騒がしいので念佛を唱えましたら急に静かになってしまい、その分、暑くなってかえって眠られませんでした。
新亡さんたちが揃って八月に家に帰ったと言うことは、こちらの方が正しいと言うことなんでしょうか?
確かに真夏の猛暑の方が地獄の蓋が開くのを実感できます。
  1. 2012/07/14(土) 10:47:00|
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