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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

2月17日・藤田まことの命日

2010(平成21)年の明日2月10日に俳優・藤田まことさんが亡くなりました。
藤田まことさんと言えば幼い頃、会社から帰った父が見ていた「てなもんや三度笠」のあんかけの時次郎で、珍念の白木みのるさんとの掛け合いは「クダラン」「ツマラン」「トロイ」と言いながら父も笑っていました(同じ情景はその後、コント55号、ドリフターズでも繰り返された)。
「当り前だのクラッカー」で前田製菓のクラッカーを食べたのは勿論ですが、中でも記憶に残っているのが「気をつけ」と言われた時次郎が木を手で突き、「木を突いてます」とかますギャグで、自衛隊に入ってからやってみましたが「真面目にやれ」と怒られて終わりました(本当にやるなよ!)。
父はお銀の京唄子さんが嫌いで「口が大きな女」とけなしながら「こいつは鳳啓助の女房だ。よくもらったなァ」と千太役だった画面の鳳さんに嫌味を言っていました。
鼠小僧次郎吉役だった南利明さんは名古屋のローカルメーカー・オリエンタルのスナックカレーのCMに出て「滅茶苦茶、美味ェでかんわ・・・ハヤシもあるでよ」の名古屋弁で一世を風靡しましたが、スナックカレーは全国区のボンカレーやククレカレーよりも美味かったです(全国区のメーカーさんすみません)。
その後は平家物語で赤鼻の伴卜役で見かけた以外はしばらく会いませんでしたが、衝撃の再会を果たしたのが「必殺仕置人」の中村主水でした。このドラマは自宅では見られず母の実家に帰省した時のみでしたが、鉄(山崎努さん)の首を折るレントゲン映像は家で親が見ている時代劇と全く違い驚きました。また父に絶対服従だった我が家では婿養子の中村主水が姑のせん(菅井きんさん)と妻のりつ(白木万里さん)母子に苛められている姿が痛快で、幼心に「ウチも養子ならよかったのに」と思っていました(別のシリーズではりつが主水の世話を焼き、せんが嫉妬するシーンもあります)。
その後も帰省の度に寝床のテレビで見ていましたが、「暗闇の仕留人」では村雨の大吉が胡桃3個を素手で握りつぶした後、相手の心臓を鷲掴みするシーンが鉄と同じくレントゲンで紹介されていました。しかし、数カ月に1回の視聴では次々に「仕業人」「仕事人」などと題名、出演者が変わってしまい今でもよく判りません。
このシリーズの集大成はやはり野僧が大学生になってからの「新・必殺仕業人」で、父が単身赴任していたこともありジックリ見られました。
秀(三田村邦彦さん)のかんざし、英次(中条きよしさん)の三味線の糸、りく(山田五十鈴さん)の撥の殺陣も好かったですが、加代(鮎川いずみさん)が絡む人間ドラマも番組に深みを加えていました。何よりも筆頭同心・田中熊五郎(山内としおさん)のカマ言葉が最高で、その後、自衛隊に入って幹部になってからボンヤリしている隊員に「XXさん、しっかりしなさい。私が困るんですからネ」とカマ言葉を使ってしまったこともありました。
野僧は息子と父子家庭の経験があるので主人公が男手で娘2人を育てている「はぐれ刑事純情派」も好きでしたが、藤田さんの実年齢は後半のシリーズでは警察官の定年を過ぎており、最終回で安浦刑事がママ・真野あずささんにプロポーズしてその後、どうなったのか?娘を独り立ちさせ警察を退職してママに食べさせてもらう=ヒモ生活か?それもハッピーエンドですなァ。
  1. 2013/02/16(土) 09:48:38|
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