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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

3月16日・栗林忠道中将が訣別電報を打電した。

1945(昭和20)年の明日3月16日は硫黄島(いおうじま)で第109師団長、小笠原兵団長の栗林忠道中将が訣別電報を打った日です。
この翌日の17日付で大将に昇進していますが戦死した日は不明なので所謂「特進=靖国大将」ではありません。
栗林中将は最近大ヒットした映画「硫黄島からの手紙」で渡辺謙さんが演じたイメージがありますが、写真を見てもかなりの男前で、アメリカ駐在武官も務めたハイカラな人だったと言われています。ジョン・ウェイン主演の「硫黄島の砂」もありますが栗林中将が出ていたか記憶にありません。
また「愛馬進軍歌」を作詞したと言う伝説がありますが、実際は陸軍の馬政課長として歌詞の募集を担当したのであり、作詞者は四国の電力会社の社員だった久保田信夫さんです。
栗林中将が指揮した硫黄島の戦いは制空権、制海権もない中、アメリカ軍は守備隊の3倍以上の戦力で攻撃しながら1カ月半以上も抵抗が続き、擂鉢山に星条旗を立てる兵達の姿は激闘を戦い抜くアメリカ海兵隊の象徴にもなっています(兵達のその後が映画のテーマでした)。
野僧の曽祖父の弟は近衛騎兵で栗林中将とも面識があったようですが、「天保銭(陸軍大学校出身)でない者は士官・将校と認めないエリート意識丸出しな人だった」と、あまり好感は持っていなかったようでした。
ところで小笠原諸島だけでなく奄美諸島にも「硫黄島」と言う島があり、どちらにも自衛隊の基地(奄美の方は内緒)があるのですが、防衛省・自衛隊では奄美の方を「いおうとう」、小笠原の方は「いおうじま」と呼び分けています。
映画でも「イオウジマからの手紙」と呼んで国際的に有名になったのですから、それで定着させたらどうでしょう。特に気象庁の天気予報です。ラジオで「台風はイオウトウ付近に・・・」と言われてもどちらなのか判りませんから。
  1. 2013/03/15(金) 10:22:00|
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