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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

4月1日・世界最初(最古?)のイギリス空軍が創設された。

1918年の明日4月1日に独立軍種としては世界初=最古のイギリス空軍、英語ではロイヤル・エア・フォースなので直訳すれば王室空軍が創設されました。
ちなみにイギリス海軍もロイヤルですが陸軍はブリテイッシュの名を冠しています。またイギリス海兵隊はロイヤル・マリン・コーでも帝国海軍の陸戦隊と同様に海軍の一部です。さらにイギリス空軍にはハー(男性の国王の時はヒズ)・マジェスティック・エア・フォース(HMAF=王の光栄ある空軍)、同ネービー、同マリン・コーと言う呼称もありますが、こちらも陸軍は適用外です。
アメリカのライト兄弟が1903年12月7日にノースカロライナ州キティホークの海岸で動力式飛行機による人類初の飛行に成功する前の1897年にフランス軍は自国の研究者と軍用機の権利の譲渡と実用機の購入の契約を結んでいましたが、実験に失敗して破棄していました。続いて1907年にアメリカ陸軍がライト兄弟と契約し、1909年に世界初の軍用機を導入しました。すると1910年にフランス軍と帝政ロシア軍も航空機運用部隊を創設し、1911年にイギリス軍でも、1912年にはドイツ軍とイタリア軍が飛行部隊を創設してヨーロッパの主要国は馬に代わる3次元の兵器の時代に向けて鎬を削り始めました。ちなみに一般的な戦史では「航空機を戦闘に使用したのは第1次世界大戦が始まり」になっていますが、イギリスでは植民地の部族の蜂起の鎮圧に使用していて未開人には人間が空を飛ぶこと自体が脅威であり、上空から威嚇すると武器を使わなくても散り散りに逃走したようです。
第1次世界大戦では上空から小型爆弾を手で投げ落す爆撃に始まり、操縦者同士が拳銃で射ち合う銃撃戦が航空機の発達に伴い複座式機の後席からライフルを射つようになり、それが機関銃になり、単座機に機愛の関銃を固定した戦闘機が開発され、航空作戦が飛躍的に本格化したため陸軍航空隊のヒュー・トレンチャー少佐が陸海軍の航空部隊を統合した空軍の創設を提唱したのです。当時のイギリス陸軍の航空部隊は工兵隊の一部だったものの海軍では水上機を実用化して、周辺海域を哨戒飛行して敵艦隊を早期に発見するなどの軍功で艦艇と同格の地位を与えられていました。ところが航空機を一律に空軍所属としたため艦載の水上機が艦隊司令官や艦長の指揮から外れ、空軍の指令を受けなければ使用でくなくなり、こちらは海軍に戻すなどの試行錯誤・紆余曲折がありました。
補足すればイタリア空軍は5年後、フランス空軍は15年後、宿敵であるドイツの国防空軍はヒトラー政権下の1935年ですから17年後と言うことになります。現在は空軍の代表面をしているアメリカ空軍は1947年ですが、こちらは陸軍航空軍団からの独立であり、空母艦隊で強力な航空部隊を運用する海軍航空隊とは別です。アメリカでは空軍の独立のために第2次世界大戦では陸軍、海軍以上の戦果を上げることが至上命題になり、その戦果とは敵=日本人を殺害した人数でしたから敗戦当日の玉音放送後の午後にまで執拗に日本各地の都市への容赦のない無差別爆撃を繰り広げたのもアメリカ空軍の独立を実現するための実績造りだったことになります。
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  1. 2020/03/31(火) 14:17:01|
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