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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

スポーツ根性漫画について・続き

「巨人の星」「サインはV」「アタックNo・1」と「スポ根」漫画を語ってしまったら止められなくなってしまいました。
野球のスポ根漫画は「巨人の星」が元祖と思われがちですがその5年ほど前にも「ちばてつや先生(平仮名の名前は文中に紛れ込んで困ります)」の「ちかいの魔球」と言う作品があります。ただ、野球漫画としては実弟の「ちばあきお先生(同兄)」の「キャプテン」「プレーボール」の方が大河ドラマ的な広がり、深さ、味わいがあります。それにしても中学野球の試合が9回までだったのは何故?
野僧個人は寺田ヒロオ先生の「スポーツマン金太郎」が好きなんですが、あれはスポ根と言うよりもスポーツ童話=スポ童と呼ぶべきかも知れません。
その後もテレビでは「ガッツジュン」と言う実写物や「侍ジャイアンツ」などが続きますが、漫画でも貝塚ひろし先生の「父の魂」、水島新司先生の「エースの条件」などのアニメ化されなかった傑作がありました。
野僧は従兄が揃えていた「父の魂」の単行本を読んでバットに詳しくなり、スポーツ店へ草野球用のバットを買いに行った時、「タモ材ではなくトネリコ材のバットをお願いします」と店員さんに注文したら「それは硬球用だよ」と呆れられました。
野球漫画はその後も続きますが、「タッチ」がスポ根に入るかは判りません。
一方、サッカーは「赤き血のイレブン」以降、「キャプテン翼」まで目に触れませんでしたが、野僧と同世代のサッカー愛好家には「赤き血のイレブン」を見て少年サッカーを始めた人と「飛び出せ青春」を見て中学・高校サッカーを始めたと言う人がいます。ちなみにJリーグの浦和レッドダイアモンズのレッドは浦和が舞台だった「赤き血のイレブン」に由来しているそうです。
野僧がスポ根漫画の最高傑作だと思っているのは山本鈴美香先生の少女漫画「エースをねらえ」です(ちばてつや先生の「明日のジョー」も捨て難いですが)。
これはアニメ放送もされていますが、原作はさらに深く、特にコーチの宗方仁が亡くなる前後の人間ドラマと新たなコーチである桂大悟の下で主人公の岡ひろみが立ち直るまでのストーリーは単なるスポーツ根性を越えた人間再生のドラマです(ただし、桂大悟が親友の宗方が不治の病と知り「永平寺」へ修行に行ったと言うところだけは納得できませんが)。
意外と知られていませんが、岡ひろみは「打点を変える=ボールが地面に当たって上がってくるところを打つか、上がり切って下がる時に打つか」と言う技を編み出して、体格的に劣りながら世界で通用する選手になったのですが、若い頃の伊達公子選手(現在のクルム伊達)もこの技を使って世界ランキング上位に食い込んでいったのです。
つまり野球で言えば魔球が実際に試合で使われ、通用していたのですが、伊達選手がこの漫画を読んで練習したのかは不明です。しかし、最近はバレーボールでもジャンプして空中でサーブする選手がいますから、そのうち大リーグボールが・・・出る訳がありません。
必殺技で言えば柔道の「山嵐」は実際にあった技ですが、「二段投げ」や「地獄車」はありません。そもそも2回投げるくらいなら1度で「一本」を取った方が楽ですし、動いていては「抑え込み」が始まりませんから、作者は果たして柔道を知っていたのか。
ところで日本のスポ根漫画の超人技路線はやはり赤胴鈴之助の「真空切り」が走りでしょうか?赤胴鈴之助のアニメは昭和47年ですが、原作は昭和29年に「少年画報」で連載されたのです(ラジオの朗読劇や実写のテレビ・ドラマもあった)。
  1. 2013/03/30(土) 00:07:11|
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