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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

4月2日・アンデルセンの誕生日

1805年の明日4月2日にデンマークの貧しい靴職人の子としてアンデルセンが生まれました。1805年と言えばナポレオン・ボナパルトがフランス第1帝政の皇帝に即位した翌年で、日本では19793年に松平定信が老中を辞して寛政の改革が頓挫して12年、あまりに子作りに励んだため(記録に残っているだけでも55人)「オットセイ将軍」と呼ばれた11代・家斉による直接統治が行われており、寛政の改革の抑圧から解放された庶民により化成文化が花開いていました。
ところで日本ではアンデルセンと言う名前が定着し、会社の名称にまでなっていますが、出身国のデンマークで「Andersen」は非常に多い名前のため「H.C.Andersen」とフルネームの略名で呼び、さらにこれは「ホー・セー・アナスン」と読みます。
アナスン(アンデルセン)は貧しい靴屋の息子なので、童話「小人と靴屋(夜中に裸の2人の小人が作りかけの材料で靴を作って貧しい靴屋を助け、夫婦がお礼に服と靴をプレゼントする)」はアンデルセン童話と思いそうですが、こちらはドイツのグリム兄弟の作品です。ただアナスンとグリム兄弟は同時代の人で、生前にも交流があったようです。
アンデルセン童話とグリム童話ではどちらがどちらと言われても困りますが、有名なところでは「裸の王様」「みにくいアヒルの子」「人魚姫」「親指姫」「マッチ売りの少女」「雪の女王」「しっかり者の錫の兵隊(鉛の兵隊)」はアンデルセン童話、前述の「小人と靴屋」や「かえるの王様」「狼と七匹の子山羊」「ヘンゼルとグレーテル」「灰かぶり(シンデレラ)」「赤ずきん」「ブレーメンの音楽隊」「白雪姫」「いばら姫」はグリム童話です。
どちらもデイズニーのアニメ映画にはなっていて混乱に拍車がかかりますが、こちらの名作、「ピノキオ」はイタリアの童話作家・カルロ・コッロティの作品で、イタリア語では「ピノッキオ(キはチに近い発音)」です。
さらに昔、テレビでムーミンとムーミン第2部の間にやっていたカルピス提供の「まんがアンデルセン物語」ではナイチンゲール物語が入ったりしてこちらもハッキリしません。
余談ながら野僧はアナスンには悪いですが「人魚姫」よりも小林未明の「赤い蝋燭と人魚(人魚が神社に産み落とした娘が蝋燭屋に拾われ、絵を描いた蝋燭を売るようになるが、見世物屋に売られてしまう悲劇)」の方が好きです。
  1. 2013/04/01(月) 09:26:26|
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