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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

4月24日・「ベトナムに平和を!市民連合」が設立された。 

1965年の明日4月24日に小田実を発起人として「ベトナムに平和を!市民連合」、いわゆるベ平連が設立されました。
野僧の友人、知人には小田実と吉田正と言う人が多くて、高校の同級生から自衛隊の先輩まで小田実さんが片手はいます(ただし、「みのる」「まこと」と読み方は異なります)。一方、吉田正さんは航空幕僚長閣下から電気屋さんまで色々ですが、山口県の周防大島出身の作詞家にもおられます。
そんな自衛隊の小田実さんたちが嫌がっていた言葉が「ベ平連の小田実と同姓同名か?」です。こちらの小田実は「ベトナムに平和を!」と実際にやっていた活動は反米親ソ(ベトナムの場合、親中)であり、反戦女優と言われていたジェイン・フォンダが北ベトナム軍の陣地を訪問して、高射機関砲を操作してハシャイデいるニュース映像を見ましたが、その機関砲で撃墜されるアメリカの同胞のパイロットのことは考えず、むしろ悪の手先として殺されるべきだと言わんばかりの態度でした。
小田実のベ平連も同様で、ソ連軍の軍事行動には一切反対せず、在日アメリカ軍を常に監視し、何か動きがあれば自分たちの独断と偏見で解釈し、反対をアピールしました。
このため自衛隊では反戦平和運動を全て小田実たちと同じ、反米親ソと決めつけて敵視する傾向がありますが、平和を求めること自体は市民の願いとして当然のことであり、何よりも自衛隊の使命そのものが「我が国の平和と独立を守る」ことなんですから、本来は現実的な反戦平和運動公共団体であるべきなのでしょう。
ただ、野僧は現役時代、この使命に論理的矛盾を感じていました。敵が攻めてきた時、抵抗するから平和が破られるのだから降服すればいい。実質的に属国、植民地になっても法手続き上の独立が保たれていれば防衛力は必要ないと言う非武装中立論のつけ入る余地が、そこにあるのです。
スイスの国防方針では防衛するものの第1として「国民によって選挙された政治体制」を上げていますが、それは戦争の目的を「他国への国家意思の強制行為」とする欧米の軍事常識に基づいているのでしょう。
ちなみにスターリンが策定した世界共産革命・第3インターナショナルナでは教育者、マスコミ、医療・福祉関係者などの社会的影響力が強い者を平和運動を通じて取り込むことを重要な戦略としていますから、小田実の活動がその一翼を担っていたと考えても無理はないでしょう。
  1. 2013/04/23(火) 08:23:36|
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