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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

5月5日・端午の節句

鯉のぼりの歌と言えば童謡の「屋根より高い 鯉のぼり 大きな真鯉はお父さん、小さな緋鯉は子供たち、面白そうに泳いでる(作詞・近藤宮子 作曲・不明)」と唱歌の「甍(いらか)の波と 雲の波 重なる波の 中空を(なかぞら。ちゅうくう=中部航空方面隊ではない) 橘薫る 朝風に 高く泳ぐや 鯉のぼり(作詞・不明 作曲・弘田龍太郎)」ですが、どちらも屋根よりも高いことを強調しているのが、平屋ばかりで竿を立てられる庭があった時代の風景を思わせます。マンション住まいのベランダ用ではこうはいかないでしょう。そう言えば津軽地方の壁に吊って横に這わす鯉のぼりは面白かったです。
かつて童謡の方は「大きな真鯉がお父さんならば小さい緋鯉はお母さんではないか」と言う意見が男女同権主義者から出て、そのように唄っていた時期がありましたが、「面白そうに泳いでる」に合わないのか元に戻っているようです。育メンブームの今なら「子育てするお父さん」と言うことで、称賛されるのかも知れません。
唱歌の方の三番は「百瀬(ももせ)の滝を昇りなば 忽ち竜になりぬべき わが身に似よや男子(おのここ)と 空に踊るや鯉のぼり」で昇竜の故事を教えてくれていますが、小学校の音楽の授業で教師が歌詞を板書したのに、「ももせの滝が高い滝ならば、百瀬ではなく百背ではないか」と言う意見が出ました。小学生の癖に鋭い突っ込みです。
結局、音楽担当の女教師は回答を避けましたが、子供たちは図書館で調べて確認しましたから、そこが岡崎市立矢作南小学校です。
ついでに言えば「男子と」を「おのここと」と読むのは難しいと、現在は「男の子(おとこのこ)」に変えて「我が身に似よや 男の子」と唄っているようです。こうして日本人の国語のレベルは下がっていくのでしょう。その前に文語体の唱歌などは教えていないかも知れませんが。
鯉のぼり
小庵の鯉のぼり(岡本太郎画伯のデザイン)。干し魚ではない。
  1. 2013/05/04(土) 00:56:19|
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