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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

「東流西流」却下原稿2

今回、採用されたTBS「空飛ぶ広報室」に関する記事に続けるため書いた原稿2作ですが、これらも却下されました。

 航空自衛隊と米空軍
日本国民は航空自衛隊を米空軍の下請けのように思っているかも知れませんが、野僧が入った頃はむしろ航空自衛隊の方が上をいっていました。当時の那覇基地にはFー104Jと言う旧式戦闘機、米空軍の嘉手納基地には最新鋭機・Fー15が配備されていましたが、空中戦の訓練をやると航空自衛隊が圧勝してしまい、飛行隊長は訓練後の交信で「ユアー Fー15 イズ キャット ハズ ゴールド マネー」と言っていました。要するに「猫に小判」と言いたかったのでしょうけど、その頃の航空自衛隊のパイロットは旧日本軍の生き残りに鍛えられた命知らずが揃っていて、仇討ちのつもりで戦っていましたから負けるはずがないのです。それは整備技術も同様で、同じ機種の故障でも修復までに要する時間は航空自衛隊の方が圧倒的に短く、再発率も格段に低かったのです。あの頃の航空自衛隊では「最強になるには自分たちでは解決できない困難があるから、我々は世界最高でなければならない」が合言葉で、自衛隊が米軍よりも弱ければ日本はアメリカの属国になってしまうと教えられ、影では在日米軍のことを「人質」と呼んでいました。この気概と実力が、かなり落ちてきていることを先日のテレビ番組の編隊飛行の場面で感じました。本当に残念です。(詳しくはブログ「航空自衛隊怪僧記」でどうぞ)

 女だからこそ
先日の「空飛ぶ広報室」はWAF(航空自衛隊の女性自衛官)の幹部の話でしたが、これには些か異論があります。彼女は最初に赴任した高射部隊でお嬢様扱いされて女を捨てたと言っていますが、任官直後の幹部が部隊で半人前扱いされるのは普通のことで、別にWAFだからではないでしょう。高射部隊は演習、訓練が仕事ですが、航空部隊では半人前の幹部の誤った指示に従って飛行機が落ちればパイロットが命を失うことになり、現場ではアカラサマに無視します。それが新米幹部の修行なのですから、彼女は古参の隊員が何
故そうしたのかを訊き、質疑応答を重ねて熟練した隊員の知識を吸収するべきだったのです。野僧は若き日に愛した彼女の米空軍少佐だった母親の「肝っ玉母さん」的な人間性をWAFの理想像として、「目指せ、カカア天下」「部隊のお袋さんになれ」と指導していました。また、航空教育隊の課程評価点検では化粧をしていないWAFに「口紅は男が鬚を剃るのと同じだろう」と指摘し、小声で「日に焼けると肌の手入れが大変だぞ」と耳打ちすると「はい」と素直にうなづいていました。バトル・オブ・ブリテンで英空軍は女性の声の方が雑音の中でもよく通り、パイロットを安心させると兵器管制に多用しました。女人の方が優れた仕事を見つける「男女区別」も悪くないのでは?

友人の大学教授たちに「死に損ない」と今回の掲載記事を読んでもらいましたが、全員、「前者が良い」との意見でした。本なら読者層を限定できますが新聞では無理ですね。
現在、某出版社(大手です)が「航空自衛隊怪僧記」の発刊を検討していますが、商業ベースに乗るかの問題でしょう。愚息と言う人質が解放されましたので書きたいことが書けます。「何が飛び出すか俺は知らないぞ!」

  1. 2013/05/10(金) 09:30:31|
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