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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

5月14日・イスラエルが建国

第2次世界大戦が終わって間もない1948年の明日5月14日にイスラエルが建国しました。
昔、この物語を描いた「Exodus」と言う映画があり日本では「栄光への脱出」と訳されていましたが、本来は旧約聖書の「出エジプト記(モーセに率いられたユダヤ人が割れた紅海を渡ってパレスチナへ逃れた物語)」のことです。しかし、「何千年前、ここは俺たちの先祖の土地だったのだから明け渡せ」と言われても、「はい、分かりました」とは中々いくものではないでしょう。
この背景には連合国はナチスのユダヤ人差別、虐待を黙認し、協力した経緯があり、ナチス・ドイツの敗戦によって経済的資本を取り戻し、政治的発言力を強めたユダヤ人をなだめるための窮余の策だったのです。
ただ、ユダヤ人が入植を始めた当初、心優しいパレスチナの民は新たな隣人に食料を分け与え、耕作を手伝ったりしていたそうですが、ユダヤ人はその恩を仇で返し、アメリカを中心とするユダヤ人財閥からの送金で都市を建設し、武器を買い揃え、力を強めるとパレスチナの民を荒野に追い払い、それに対抗して攻撃してきた周辺のイスラム諸国を返り討ちにして、幾度も戦争を繰り返してきました。
現在でもユダヤ人財閥はアメリカ政界に絶大な力を持ち、誰が見てもイスラエルに非がある暴挙にもアメリカ政府は一貫して擁護し続け、有効な手を打てないでいることが、中東情勢の混迷を深めているのでしょう。それは東アジアの北朝鮮問題における中国の立場に通じるモノがあります。
ところで野僧が住む山口県西部の旧豊浦郡(現・下関市)には朝鮮戦争当時、北朝鮮の奇襲により釜山付近にまで追い詰められていた韓国の亡命政府を受け入れるための6万人程度の都市を作る計画がありました。
若し、それが実現していれば豊浦町、豊北町には韓国人があふれ、占領を受けている敗戦国に遠慮などすることなく好き勝手に振る舞い、地元住民の間に不満は怨讐となって鬱積していったことでしょう。
また鎌倉時代から戦国時代まで山口を治めていた守護大名・大内氏は百済の琳聖太子の末裔を名乗っておりましたから、亡命韓国人たちはパレスチナに入植したユダヤ人と同様に「山口は元々、韓国の領土だった」と言い出しかねません。こうして考えてみると山口県はイスラエルの問題を考えるには絶好のロケーションを持つ土地のようです。
ただ、イスラエルではナチスの迫害から逃れるユダヤ人を助けた樋口季一郎中将や杉原千畝公使は今でも尊敬を集めており、一方、小泉純一郎政権がブッシュ大統領との個人的友情を守るためイラクへ自衛隊を派遣するまではイスラム教国に民主主義と言うキリスト教の倫理を押し付けない先進経済大国として親しみを持たれていました。
ここでどちらが好きかを論じても意味はありませんが、アメリカを通してのみの海外情報では事態の本質は見えてこないことは確かです。
1つ雑学をオマケすれば、ヘブライ音楽であるイスラエルの国歌は「君が代」と同じく世界でも珍しい暗い曲の歌だと言うことです。君が代は本来の雅楽で演奏すると軽くて明るい恋歌なのですが、西洋音楽にすると根暗で気が沈む歌になってしまいます。
野僧はやっぱりスリランカの童謡のような国歌が好きです。
  1. 2013/05/13(月) 09:35:26|
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