続・振り向けばイエスタディ４９

「俺たちも日本の女を慰安婦にしても好いのかな」「お前もネットで見てるのか」「完全マジだから堪らないよな」小椋元３佐が茶山元３佐に書簡で知らせてきた渥美半島の街では在日の高校生たちが気軽な口調で危険な雑談を交わしていた。佐藤有真（ユジン）がソウル特別市鍾路区の元日本大使館正門前の歩道に設置されている従軍慰安婦少女像の隣りの椅子で裸身を晒し、輪姦される動画が「聖女の自己犠牲」と言うハッシュタグ（表題）で拡散すると同じタグを付した別の韓国在住の日本人女性が強姦される動画がインターネットに投稿されるようになり、今の韓国では「日本の女を慰安婦にして償わせる」が強姦の免罪符になっているそうだ。
「日本人は韓国の女を強制連行して慰安婦にしたことを知らないから、判らせるために姦っちまった方が好いな」「今の中学生くらいの女子も姦ったんだろう。その辺の中学生を襲うか」この街が姉妹都市提携を結んでいる韓国のソウル特別市銅雀区にある国立ソウル顕忠院には第２次世界大戦で日本軍として戦死した軍人は除外しながら独立運動と称する暴動での死者の墓地と慰霊碑はあり、朝鮮戦争やベトナム戦争だけでなく人道的理由で北朝鮮の傷病者を受け入れた新潟の赤十字病院を爆破するため潜入を図って死亡した工作員や従軍慰安婦＝戦時売春婦も埋葬されていて、おまけに日本の官憲による強制連行と言う虚偽の史実を広めた吉田雄兎（＝清治）の謝罪文を刻んだ石碑まである。最近では墓苑内に植えられている日本産の樹木を根ごと撤去して植え替える事業が国会で可決されている。つまり反日運動の聖地だ。
「でもアボシ（韓国語の父親）はここの市役所は在日の言うことを聞くから悪いことはするなってウルサイんだ」「ウチもだ」この街の在日半島人は隣接する豊橋市内の工場が徴兵によって日本人の労働者が不足したため朝鮮半島で行った募集で採用されてきた。しかし、昭和２０年６月１９日の空襲で工場の大半が破壊されると同じく人手不足になっていた農業地帯の渥美半島に移住した。戦後に豊川用水が完成すると水田ができなかった渥美半島は大穀倉地帯になり、小作人だった在日の移住者たちも自活農家として存在感を発揮するようになっている。そのため北朝鮮出身者の子供は朝鮮学校でも韓国人は一般の小中学高校に通っていて、何かとトラブルが多い豊橋市内とは違い基本的には友好的な関係を築いている。
「大体、日本から韓国に行って独立運動で死んだ人間の慰霊碑にお参りしたのを誉められたって自慢したら『それが日韓友好だ』って姉妹都市になったんだから甘いよな」「独立運動って言うのも後で作った呼び方で、本当は戦争の物不足で値上がりしたから『給料を上げろ』って暴れたんだってハラボジ（韓国語の祖父）が言ってたよ」韓国政府は「反日」のためには嘘を嘘で塗り固めてところ構わず批判してくるが一応は西側の国家なので自国民の体験談を封殺するほどの言論統制は行っていないらしい。それにしても在日韓国人が帰国して団体で独立運動の犠牲者の慰霊碑に参拝すれば反日的祖国愛の発露として殊更に賞賛されるのは「当り前田のクラッカー」で、その新聞記事を見せながら都合よく説明されて「日韓友好」と受け取った町長（当時）以下の役場（同前）の幹部は甘い以前に軽率だ。尤もこの街は蛮社の獄で国元蟄居を言い渡された藩の江戸家老だった蘭学者の絵師を食に事欠く窮状に追い込んでおきながらそれ見かねた弟子が江戸で作品を売ったことを問題化して自刃させている。さらに日本では最高峰の蘭学者の１人として偉大な成果を上げ、江戸家老としても卓越した行政手腕を発揮したにも関わらず絵画の評価が抜群に高いため観光案内などでは有名な絵師として宣伝している。やはり東三河だけに本質を追究する気風が育っていないのかも知れない。
「それなら姦るのは豊橋市内だな」「あっちなら在■は悪（ワル）の代名詞だから疑われるのは地元の奴らだ」「渥美線で逃げれば警察署の縄張りが違うからバレないな」「日本の女を売春婦にして償わせるぞ」愚かな相談は最悪の結論に至ってしまった。
「キャッ、ウグググ・・・」数日後の夕暮れ時、その街と豊橋駅を結ぶ渥美線でも市街地に入る前の駅に近い丘陵地帯で部活動を終えて自転車で帰宅していた女子中学生が暗くなった木立の中に引き込まれて輪姦＝集団レイプされた。犯人たちは道端の草の影に身を潜め、自転車の前照灯が近づいてくると一斉に道路に躍り出て前を遮り、悲鳴を上げる暇を与えず口にタオルを押し込み、羽交い締めすることで抵抗を封じながら上半身と下半身を抱えて木立の奥に運んだ。残った１人が自転車を押してくる手際の良さだ。数日間、何の練習に励んでいたのか。
「こう暗くちゃあスマホが上手く映るかな」「コメントには『日本の中学生も韓国人の少女を従軍慰安婦にした罪を償った』って打つんだったよな」「ハングルにしろよ」１人が女子中学生を犯している横で別の犯人たちは罪の意識を見せずに小声で話し合っている。
「次は俺だ、早くしろ」「中出しするんだ。最後までいかせろ」この日から日本人女性のレイプ動画「聖女の自己犠牲」シリーズは日本国内版も始まることになった。
イメージ画像（「酎ハイレモン」より）