今年の5月17日は沖縄の日本返還50周年だったのでNHKはアメリカの統治下にあった時代から返還後の現在に至る沖縄の歩みを特集していました。この特集番組は沖縄支局が独自に制作しているようでNHK本局が保持している放送法に基づく公正中立性を完全に放棄して事実を大きく歪曲させた本土の大江健三郎(ノーベル文学賞作家)や沖縄の大田昌秀(琉球大学教授・沖縄県知事)などの売国奴=亡国の徒が拡散させた被害者史観に基づく反米反日の偏向番組になっていました。
今回の番組ではアメリカの占領政策は沖縄の軍事基地化だけを推進して住民の生活は放置していたかのように説明していましたが、11歳までアメリカ国籍だった亡き妻の証言(本人は母子家庭の安アパート育ち)では占領政府は沖縄の永久統治を目論んでいたため住民をアメリカ人化しなければならず、生活水準をアメリカ本土並みに豊かにすることで帰属意識を獲得しようと上下水道・電力・電話・テレビ放送や幹線道路・港・空港などの公共施設を整備し、アメリカ軍人の家族に提供する肉や果物などの食料品や衣類などの無関税輸入を住民にまで拡大したので、本土では庶民の家は汲み取り式だった時代に沖縄では離島でも水洗式トイレで、本土の庶民が「3種の神器」と呼んで憧れていたテレビ・冷蔵庫・電気洗濯機や電話器はどの家にもあり、扇風機ではなくクーラーでした。食生活も本土では薄い焼き肉が贅沢品だった頃に分厚いステーキで物価はアメリカ本土並みに安く、NHKが給与所得の格差で沖縄の住民が困窮していたと解説していたのは現実を無視しています。
また復帰後は「日本軍を恨む沖縄県民が反自衛隊活動を始めた」と説明していましたが、実際のデモ隊は本土から派遣された日教組や自治労の活動家と協力者が主体でした。
一方、NHKはこの余勢を駆って6月23日の沖縄慰霊の日に向けた(多分)沖縄支局制作の沖縄戦の特集番組を続けていますが、これは歪曲ではなく虚偽です。
野僧は日本返還10年後に沖縄へ赴任したため沖縄戦の経験者もまだ現役で働いていて男女を問わず極めて多くの人たちから体験談を聞くことができました(おそらく数百人)。
特集番組でNHKは沖縄戦では住民が日本軍に戦闘や作業に強制参加させられ、食料を奪われ、壕から追い出され、虐殺されたと断定的に報道していましたが、それは大田昌秀が琉球大学で沖縄のエリートたちに吹き込んだ第32軍が首里の司令部壕を放棄して摩文仁に移動した全滅に向けた戦争最末期に散見された事例を沖縄戦全体に拡大した歪曲を超えた悪意に基づいた誇張です(警察官が主導した島民の手榴弾による集団自決は緒戦の慶良間諸島)。
野僧は鉄血勤皇隊の生存者からも詳しく話を聞きましたが、士官は「生徒に人殺しをさせてはならない」と武器の使用方法を教えることさえも禁止して下士官や兵が「身を守るために」と隠れて教えてくれたそうです。戦闘中も弾薬や食糧を銃座壕に運ぶことが主任務でしたが壕の兵が全滅していたので「仇を討とう」と勝手に射撃したと言っていました。
また開戦までは全ての軍人たちは故郷に残してきた家族を想って陣地構築や訓練の合間に子供を可愛がり、老人の肩を揉み、戦闘が始まると負傷した住民を衛生兵が応急処置して背負って軍医のところまで運んだこともあったそうです。これも沖縄戦の真実です。
- 2022/06/26(日) 14:35:28|
- 時事阿呆談
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0