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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

醜悪な国葬談義に野次を飛ばす!

岸田政権が決めた安倍元総理の国葬を投票前々日に安倍晋三元総理が暗殺された同情票が参議院選挙の大敗北の原因と逆恨みしている立憲民主党は徹底的に反対し、毎度の如くマスコミが全面支援しています。中でも国会での追悼演説を盟友だった自民党の前幹事長が指名されたことを「慣例破り」と非難して安倍総裁の挑発に乗って国会を解散した「ドジョウ総理にやらせろ」と要求していますが、安倍政権が悪夢の民主党政権による国家崩壊の危機の立て直しに苦労したことを考えると「どの面下げて」と言う気がします。
国葬を巡るマスコミ報道で新聞に寄稿し、テレビの報道バラティー番組にコメンテーターとして出演している言論人などの反対論は国葬の可否よりも「安倍元総理が国葬に値するのか」と言う死後の粗探しの継続に終始していて、得意技の印象操作と回答を誘導する設問を弄しているため世論調査では反対が過半数になっているようです。
実は野僧も今回の国葬や山口県で実施することが決まった県民葬については戦前の戦死者の家族が自宅で営んだ葬儀を否定するように地元自治体が開催した儀式としての合同葬を思わせ、自宅では素直に哀しみの涙を流すことができた遺族たちは名誉の戦死を遂げた英雄の家族として堂々たる態度を演じなければならず、しかも先祖代々の墓に葬られてご先祖さまの1人に加えられた戦死者が死後召集されて英霊として靖国に合祀され、永久に軍隊生活を強要されることに似た臭いを感じて賛同できません。
地元で「葬儀の後、アッキー=昭恵夫人は晋三さんに頬ずりしていた」「最後に手を握ったら握り返してくれた気がしたと言っていた」と言う逸話を聞くと老若男女を問わぬ多くの国民が献花所に立ち寄って手を合わせ、涙していたことで国としての追悼は終わり、早く昭恵夫人だけの晋三さんにして上げたいものです。
とは言え安倍元総理は持病の悪化で1度目の政権を1年で退陣した時、父上の晋太郎外務大臣のように病気で早逝することがないように「林芳正さんと交代して解散がない参議院議員として政治活動を長く続けるように」と勧める地元有権者に「末期癌になっても政治家として国家のことだけを考えていた父のような人生が私の願いだ」と答えたので平穏な老後や安楽な死を求める気持ちはなく、祖父の岸信介首相が暴漢に太腿を刺された事件を知っているだけに今回のような死も覚悟していたのでしょう。
内閣府や外務省には過去に例がない多数の国家・機関から弔意を寄せられ、葬儀の期日の問い合わせと参加の意向が殺到しているため国家としての葬儀にせざるを得ない事情があるそうです。そうなると死後も国家のことだけを考えているはずの安倍元総理は国葬と言う弔問外交の舞台を提供することも遺志なのかも知れません。
一方、韓国では現政権は外交儀礼に則り、公式に弔意を表しましたが、安倍元首相の自宅がある当地の姉妹都市を含む自治体の長以下は日本のマスコミが報じないことを前提に日本語には訳せない品小下劣極まりない言葉で安倍元総理を誹謗・冒瀆していてインターネットにはそれを賞賛する書き込みが氾濫しています。これは中国も同様なので反対論は韓国や中国のインターネット世論の代弁なのです。
  1. 2022/08/04(木) 15:20:14|
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