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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

続・振り向けばイエスタディ271

「現在、韓国の漁船の不審な行動が横行しているんだ」「やはり島根原発を破壊するつもりなのかな」最近、マスコミと野党は「日本の治安は回復した=自衛隊の治安出動と海上における警備行動、防衛出動待機命令は撤回せよ」と言う世論を扇動している。これを受けて中国地方の警察と海上保安庁は自衛隊の警察行動によって保たれている現在の治安を撤退後に維持する方策について協議していた。会議は先ず情報交換から始まった。
「日本の領海内に侵入するだけじゃあなくて日本の漁船に急速接近してくるんだ」「衝突して沈没させるつもりなのかな。日本の漁民は平均年齢が高いから喧嘩となると体力負けするだろう」警察には港湾や河川を所管する水上警察があるのでズブの素人ではない。駐在所は地域住民の職業を把握しているので現役漁師の平均年齢も承知している。
「衝突してくるのは尖閣の中国漁船の模倣だな」「あの船長は水兵だったろう。今回も同じだとすれば武装している可能性があるぞ」「それが実習生たちは驚くほど勇敢で、船長が操舵していると甲板から銛(もり)を相手の操舵室に投げ込もうとするんだ。銃を持たしていたらこっちが殺人事件を起こしかねないよ」農業以上に漁業では日本人の後継者不足が深刻で、実習生の名目で雇っている東南アジアの若者たちによって支えられている。そんな実習生たちは山村でも育てている果物や野菜を喰い荒らす猿や鹿などの害獣を捕獲すると屠殺・解体して食肉加工していたが、都市部の動物保護団体とマスコミの顔色を窺う地方自治体に禁止されると引き渡すようになっている。その点、漁業は魚を殺生する生業なので農家よりも気は荒い。
かつて陸上自衛隊はレンジャー訓練の過酷さを示す場面として山岳訓練で自給自足するレンジャー隊員が口に咥えて蛇の皮を剥いでいる写真を使っていたが、東南アジアの人々にとってはありふれた日常風景だったのではないか。
「海保には対テロ用にMK3とか言う手榴弾があっただろう。あれを護身用に渡したらどうだ。名目は爆破漁法用だ」「あれを漁船で使うと操舵室くらいは吹き飛んでしまうぞ。第一、爆破漁法は漁業法で禁止されているんだ」海上保安庁でもアメリカ沿岸警備隊が潜水して水中から接近するテロリストを制圧するために使用しているMK3手榴弾を陸上自衛隊が導入したことで着目し、殺傷力が高い破片式ではないことで採用した。
それにしても爆発物の管理が緩かった戦前に工事現場の人夫たちが仕事場から持ち出したダイナマイトを池や滝壺で爆発させて死んで浮いた魚をかき集める爆破漁法を知っているこの警察官は何者なのか。間もなく戦後80年になるので戦前生まれは警察官にはいない。
「在日韓国人は中国人に代わって発砲事件を続発させているからな」「最近の親日派韓国人の殺人事件はマスコミが在日同士の民族抗争扱いしているからウチの本部長はあまり興味を示さないんだ」「やはり韓国か・・・」やはり両者の認識は一致しているようだ。
現在の日本海は北朝鮮の弾道ミサイルで破壊された原子力発電所から流出した放射能の汚染によって海上自衛隊の舞鶴基地が使用不能になり、艦艇を青森県の大湊基地と長崎県の佐世保基地に配置換えしているため中央部での防衛行動は対潜哨戒機に依存している。艦艇も新潟と境港に寄港しているが弾薬やガズタービン・エンジンのジェット燃料の補給は不可能で防衛力は大きく低下している。一方、国内でも野党の指示を受けた市民団体や自治労の職員の批判を地方マスコミが大きく報じるため自衛隊による警察行動を都道府県警に戻そうとする地方自治体の長が続出している。この協議に参加している警察と海上保安庁の幹部たちはそれぞれの署長クラスなので現場の実情を体感しているが、中央から箔付けに赴任してくる最高幹部たちは東京でマスコミに手懐けられているので各県警が申し合わせたように「自衛隊の配備縮小の検討」を指示しているのだ。
「それにしても加倍首相が暗殺されても双木外務大臣が活躍しているから山口県警の警護責任は軽くならないな。石田首相の広島県警よりも重いだろう」「石田首相は加倍首相の暗殺で完全にビビり上がってしまったからな。ウクライナにロシアが侵攻した時には加倍首相の再来のように強硬な制裁措置を連発したが、加倍首相が暗殺された途端に腰が引けてしまった」「それにマスコミがつけ入っているんだな。民政党政権の頃の自民党の沢垣総裁は事業仕分けで国家としての任務を阻害していることに反論もできずに黙認していた。東北の震災の時も『非常時には全面協力する』とか言って滅茶苦茶な対応を指摘もしなかった」「尖閣でウチの巡視船に衝突してきた中国の船長を千石官房長官は司法当局に圧力をかけて釈放させた上に特別機を石垣空港まで迎えに来させた時も特に反対はしなかったよな」「どう見ても石田首相は沢垣程度の器なんだが、今回は首相になっちまったんだ」自衛隊抜きの治安の維持に明確な対応が出せないまま中休みになっても警察と海上保安庁の現場責任者たちの政治不信による悪口雑言は止まらない。ここに盗聴器がしかけてあれば一網打尽だ。
  1. 2022/10/08(土) 15:53:13|
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