今回は味よりも意表を突いた存在感で修行僧には意外に人気がある「豚カツもどき」です。これも臨済宗と曹洞宗の寺で調理を経験しましたが、臨済宗では「無精卵は殺生していない」と精進料理の材料として認めていても曹洞宗では「永平寺では使っていない」と禁じていました。野僧としては生卵の方が本物に近く美味しかったのですが簡単な料理なので両方作って食べ比べてみて下さい。
材料(2人分)
高野豆腐・4枚
白出汁(希釈済み)・150cc
臨済宗式=小麦粉・適量と生卵・一個
曹洞宗式=水で小麦粉を溶いた代用液・70から90cc
パン粉・適量
食用油・100cc
好みにより胡椒・適量
キャベツなどの生野菜・適量
豚カツソース・適量
作り方
1、 高野豆腐を水で戻して固く絞り、白出汁にひたす。
2、 高野豆腐を軽く絞り(絞り過ぎると食感が粉っぽくなる)、好みで胡椒を降る。
3、 臨済宗式では小麦をつけた上に溶いた生卵、曹洞宗式は代用液につける。
4、 パン粉をつける。
5、 大き目のフライパンに少な目の食用油をひき、狐色になるまで揚げ焼きにする。
6、 刻んだキャベツなどの生野菜やサラダと合わせて盛る。
7、 豚カツソースをかけて食べる。生野菜は好みの調味料でどうぞ。

豚カツもどき
- 2022/12/01(木) 15:11:01|
- 月刊「宗教」講座
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