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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

第121回月刊「宗教」講座・精進料理教室の5時間目

今回は気がつけばダイエット食品の「豆腐ハンバーグ」として市販されるようになっていた「ハンバーグもどき」です。商品名の方が美味しそうですが、市販品は食感が「がんもどき」みたいなので、やはり「ハンバーグを食べたくてたまらない」若い坊主が考案して工夫した人気精進料理も試してみて下さい。
なお、今回は野僧が臨済宗と曹洞宗の寺で習って工夫した古志庵流なので材料などはかなり自己流です(それでも一点を除き精進料理の作法は保っています)。

材料
木綿豆腐・1丁
パン粉・1カップ半(多めにした方が香ばしくなる)
ミックス・ベジタブル・適量(寺では刻んだ人参と塩茹でした隠元豆を入れていたが、コーンが入った方が子供は喜ぶ)=好みで色々試してみましょう。
玉葱・中サイズを半分(玉葱は薫香野菜なので本来は禁止。しかし、風味は格段にハンバーグぽくなる)
塩と胡椒=塩胡椒・降りかけるので適量
ケチャップ・大さじ4杯
中濃ソース・大さじ2杯
バター又は塩マーガリン・大さじ2杯
食用油・多め
つけ合せの野菜

作り方
1、ザルに木綿豆腐に入れて上に水を満たした丼ぶりを載せて十分に水を絞る。
2、細かく刻んだ玉葱とミックス・ベジタブルをバター又は塩マーガリンで炒める。
3、ケチャップと中濃ソースを混ぜてハンバーグ・ソースを作る。
4、水を絞った豆腐と炒めた野菜、パン粉をボールに入れて塩胡椒を降りかけ、豆腐を握るように粉砕しながら材料を混ぜる。
5、混ぜた材料を掌に載せて形を整え、叩いて空気を抜く(左右の手の間で投げる人もいる)。
6、食用油をひいたフライパンで表面のパン粉が焦げるまで焼く。黒くなるまで焼いた方が香ばしくハンバーグぽくなる。
(焼き終わって熱い間にスライス・チーズを載せるのも一興)
7、皿につけ合わせと盛ってハンバーグ・ソースをかける。

曹洞宗の某寺では修行僧が余ったハンバーグもどきを冷蔵庫に保管しておいて他出(外出)した時に丸いパンを買ってきてハンバーガーにしていましたが、かかっている調味料が違うらしく全く美味くなかったそうです。
121・ハンバーグもどきハンバーグもどき

  1. 2023/01/02(月) 14:14:04|
  2. 月刊「宗教」講座
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