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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

日本のマスコミは間違った宗教の常識の押し売りを止めろ!

年末の12月25日の朝刊やNHKを含むテレビのニュースではウクライナでこれまでは東方教会式に1月7日に祝っていた降誕祭=クリスマスを脱ロシア正教の意思表明として西ヨーロッパ式の12月25日に変更する市民が多いと報じていました。おまけにこの話題を紹介していたアナウンサー(NHKを含めて全て女性だった)は1月7日に祝うことを奇異に感じているような口調と表情で降誕祭は12月25日と決めつけていて視聴者にも強制しているかのようでした。
ところが1月7日には「ロシアのプッチン大統領が『1月7日は静かにクリスマスを祝えるように停戦する』と表明した」と解説しながら「クライナ市民の多くは『ロシアは信用できない。空襲に怯えながらクリスマスを祝う』と言っている」と補足していました。これではウクライナ市民に降誕祭を12月25日と1月7日のどちらに祝うのかをアンケートしなければ事実が判らなくなります。
しかし、ロシア正教だけでなく東方教会に分類されるギリシア正教や東ヨーロッパの分派、キリスト教の源流=原始キリスト教とされるエチオピア正教やエジプトのコプトの降誕祭は1月7日であり(=変更したウクライナ市民と日本のマスコミの認識は誤り)、12月25日はカソリックがヨーロッパの土着宗教の冬至の祭りに合せ、プロテスタントも無批判に踏襲・模倣した虚構であることは西ヨーロッパのキリスト教聖職者も認めていることで、「1月7日にイエスが誕生して始まったAnnoDomeni(カミの世)=紀元1年が12月25日にされて空白になってしまった」と嘆きつつカソリックの過ちを責めながらも世界的影響の大きさから口をつぐんでいるのです。実際、国民がクリスチャンと佛教徒に二分されていて釋尊の灌佛会とイエスの降誕祭の両方を祝日にしている韓国を含むカソリックやプロテスタントの国々ではやはり12月25日を降誕祭の祝日にしているので多数派なのは間違いありません。
日本のロシア正教会=ハリストス正教会の多くの聖堂も「日本のクリスマスはイエスの誕生ではなくセント・ニコラウス=サンタクロースのプロゼントを喜んでいるに過ぎない。ならば正月明けで仕事が始まっている1月7日よりも国民の行事として定着している12月25日の方が違和感なく受け容れられる」と教会としての規範に背いて12月25日にしています。尤も日本のキリスト教会は海外では鋭く対立しているカソリックとプロテスタントが世界最高峰の教義を確立し、国民に深く浸透している佛教に対抗するため共闘を組んでいますからハリストス正教会の一部が同調するのも仕方ないのでしょう。
とは言え日本ではキリスト教徒は明治初期や敗戦後に流行したものの1割に満たない少数派のまま推移している非キリスト教国であり、長崎や横浜でカソリックの宣教師が聖堂を建てて布教し始めた頃に函館でもロシア正教の聖堂が建ち、聖職者が駐在するようになっていたのですからカソリックやプロテスタントに与する理由はなく、あくまでも客観的に正当性を尊重した認識を持つべきです。モーセの10戒では偽証は9番目に禁じられています。
  1. 2023/01/08(日) 14:34:12|
  2. 常々臭ッ(つねづねくさッ)
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