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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

山口県では英雄?西山太吉が無間地獄に堕ちた。

2月24日に沖縄返還に先立って佐藤栄作政権が「在沖縄アメリカ軍の駐留用地の原状回復の工事費用をアメリカ側が支払う」と公式発表していながら実際はニクソン政権との間で「日本政府が肩代わりする」との密約を結んでいることを暴露した元毎日新聞の西山太吉亡者が無間地獄に堕ちました。
西山亡者は山口県下関市で生まれたため地元ローカル紙や全国紙の地方版では「事実を究明して社会に周知した英雄的ジャーナリスト扱い」されていますが、その卑劣極まりない手段と行動はジャーナリスト以前に人としての社会道徳に反し、保守本流の山口県でも時折湧いて出る売国奴であることは明らかです。
西山亡者は昭和6(1931)年に下関市のバナナなどの輸入を手掛ける大手青果会社の経営者の息子に生まれ、下関市内の進学校を経て慶応大学と大学院の法学部政治学科に進学して山口県内では圧倒的に購読者が多い毎日新聞に入社しました。
そして佐藤政権が沖縄返還を実現させることが明らかになった1971年5月に外務省の安川審議官の秘書を勤める41歳既婚の女性事務官が「密約に関する資料を預かっている」との情報を入手すると取材名目で接触して5月18日に食事に誘い、酒を飲ませて意識を失わせると強引に肉体関係を持ち、人妻である女性事務官を夫や職場への不倫の暴露で脅迫して22日に再び肉体関係を持ち、逃れようがない心理状態に追い込んで思うままに動くように手懐けたのです。そうして安川審議官が読み終えて保管している密約に関する資料を持ち出させると毎日新聞の大スクープとして暴露しようとしましたが、編集部は社会的影響の大きさから掲載を躊躇したため、西山は佐藤政権の政敵である社会党の横路孝弘(敬称・肩書不要)と楢崎弥之助(同前)に資料を手渡したのです。この行動を見ても西山亡者の取材目的が真実を探求して社会に周知するジャーナリズムの本道ではなく、地元=山口県選出の保守政治家の佐藤首相の立場を失墜させることだったのは明らかです。
実際、横路と楢崎は衆議院予算委員会で佐藤首相や関係閣僚を追及して政治問題化しましたが、西山亡者から提供を受けた資料を入れた茶封筒を振りかざしながら追求している姿がテレビで中継されたため資料の配布先を示す一連番号が発覚し、間もなく提供者が特定されて女性事務官は国家公務員の守秘義務違反、西山亡者は秘密漏洩教唆の罪で告発されました。さらに不倫関係が大々的に報じられた女性事務官は離婚に追い込まれましたが、西山亡者の妻は取材の手段=仕事として黙認したようです。
裁判ではマスコミが「取材行為が告発された」と一斉に批判報道を始めたため1審の東京地方裁判所は無罪判決でしたが、2審の東京高等裁判所は「不倫関係による脅迫と言う取材手法」に話題が移ったこともあり逆転有罪の判決を下し、上告審でも最高裁判所は有罪を確定させました。一方、女性事務官は一審で有罪判決を受けて控訴しませんでした。
この西山亡者の一連の行動は山崎豊子さんが2005年から2009年に連載小説「運命の人」にして2012年には毎日系列のTBSがドラマ化しましたが、実態は真面目な女性を散々に利用した揚句に捨てて家庭を崩壊させた極悪人です。無間地獄のフルコースで償いなさい。
蓮見喜久子・41歳こちらは被害者?

  1. 2023/03/03(金) 14:10:33|
  2. 追悼・告別・永訣文
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