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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

第125回月刊「宗教」講座・精進料理教室9時間目

これまでは今時の若い修行僧が精進料理では我慢できずに考案した「もどき」料理シリーズでしたが、今回からは本山で食べた本格的精進料理の初級編の第1回として「豆腐の磯部焼き」です。
野僧はこの精進料理については曹洞宗の大本山・横浜の總持寺と鎌倉の臨済宗の某本山の坐禅会で食べたことがあり、作り方は口頭で聞いただけですが、自坊で試作してみると意外に美味しくできあがりました。作り方は2種類あります。

材料(1人分)
木綿豆腐=2分の1丁、焼海苔=1枚、片栗粉=大匙2杯、醤油=大匙1杯、味醂=大匙1杯、胡麻油=大匙1杯、小麦粉=大匙2杯(作り方・乙のみ)、麺つゆ=大匙1杯(作り方・乙のみ)、青葱=20グラム(作り方・乙のみ)

作り方・甲
1、 豆腐に皿などの重しを載せて水分を絞る。
2、 醤油と味醂を混ぜてタレを作る。焼海苔を豆腐の大きさに切る。
3、 水分を絞った豆腐を4分の1の大きさに切る。
4、 豆腐に片栗粉をまぶして海苔を巻きつける。この時、海苔の端を下に置く。
5、 熱したフライパンに胡麻油を引き、海苔の端を下にして焦げ目が着くまで焼く。
6、熱いうちにタレにつけて食べる。

作り方・乙
1、 豆腐に皿などを載せて水分を絞る。ただし、甲ほど絞り切る必要はない。
2、 醤油と味醂を混ぜてタレを作る。焼海苔を豆腐の大きさに切る。
3、 水分を絞った豆腐に小麦粉と麺つゆ、刻んだ青葱を入れる。
4、 泡立て器で擂り身状になるまでよく混ぜる。
5、 切った海苔に混ぜた豆腐をスプーンなどで載せて巻く。
6、 フライパンに胡麻油を引いて海苔で巻いた豆腐を入れ、蓋をして中火で3分ほど焼く。その後、ひっくり返して裏面を焼き、側面もフライパンの縁を利用して焦げ目をつける。
7、 熱いうちにタレにつけて食べる。
125・豆腐の磯部焼き豆腐の磯部焼き(作り方・乙)
  1. 2023/05/01(月) 15:29:02|
  2. 月刊「宗教」講座
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