下関市や長門市を選挙区とする山口4区では本年4月23日に安倍晋三首相が(海外の見解では台湾有事への介入に言及したため宗教2世を装った共産党中国の工作員よって)暗殺されて生じた欠員の補欠選挙が行われて下関市議会議員からの鞍替え候補者が当選しました。
ところが山口県では次回の衆議院選挙から3議席に削減されることが決定しているため有権者は「無駄だ」と白け切っていて、当選した元市会議員に対しては「使い捨てにされることが判っているのに馬鹿だ」と半ば同情、半ば嘲笑していました。
実際、下関市では安倍首相の父親の晋太郎議員は中選挙区を出身地である長門市を基盤にしていたので父親が下関市選出の衆議院議員で東京育ちの安倍首相と違って実際に高校まで地元で生活した林芳正外務大臣の方が「地元の政治家」と言う意識が強く、安倍首相が持病の悪化で首相を退陣した時には「病没した父親の二の舞になる」と参議院だった林議員と交代して解散がない安定した政治家生活を送るように勧める声が多かったのです。そのため安倍首相の悲報に涙しながらも選挙区削減によって国家に有為な政治家を失うことを避けるため「天が間引きしたのではないか」と声を潜めて噂し合っていました。
有権者がそんな意識で投票したのですから当選した元市会議員も当然、「任期は次の衆議院選挙まで」と分を弁えてく消ゆくツナギ役に徹しながらは候補者選定には遠慮すると思われましたが解散の噂が流れるのに合わせるように行われた自民党山口県連の候補者選定で元市会議員が何を勘違いしたのか身の程知らずな要求をしたのです。それは中国地区比例ブロックへの変更と言うそれでさえ過分な温情処置を拒否して林外務大臣に内定していた新たな山口3区からの出馬と言うものでした。つまり1年生にもならない新米議員の分際で東京大学を卒業してハーバード大学院に留学した驚異の頭脳で組織の腐敗・劣化による不祥事が発覚した多くの省の大臣を歴任して立て直しに辣腕を奮ってきた天才万能大臣を蹴落として擁立しろと言うのです。
これは流石に拒否されると今度は衆議院選挙の度に林議員と交代で山口3区と中国地区比例代表から出馬すると言い出してニュースで知った市会議員としての地盤だった当地でも有権者たちは「何さまのつもりだ」と怒っていました。
確かに中国地区比例代表では現在は6名でもこれまでの当選者は5名と6名のどちらかで、しかも次回は山口県だけでなく広島県と岡山県でも選挙区が1つずつ削減されるので比例代表の現職6名に選挙区の現職3名が加わることになり、名簿の順序を巡る熾烈な攻防が生起することは容易に想像できます。経験が乏しい元市会議員は9番目の席に当選確実でしょう。
おまけに補欠選挙に立候補した時、地元でも「あんな奴を選んでいたっけ」と言う声が上がるほど知名度と実績がない市議会議員を当選させるためにアッキー=安倍昭恵さんが「後継者」として応援したので今回も記者会見に引っ張り出されて苦渋に満ちた顔で質問を受けていました。
補欠選挙は公職選挙法第113条に基づいて実施されますが、安倍首相が2022年7月8日に暗殺されてから10ヶ月後まで欠員になっていたのです。同じ根拠法令の改定で定員が削減されることが決まっているのであれば特例措置として欠員のままにすることはできなかったのでしょうか。
- 2023/06/20(火) 15:17:11|
- 常々臭ッ(つねづねくさッ)
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