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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

集中豪雨の被災地では気象台・気象予報士に激怒しているぞ。

7月上旬の集中豪雨では当地を流れる粟野川と宮迫川の堤防が決壊した上、浄水場が冠水して断水する被害が出たため全国区のニュースで「山口県下関市豊北町」の地名が流れ、心配した友人・知人たちが電話を掛けてくれたのですが、小庵の昭和から使っているダイヤル式電話が老朽化による機能劣化でベル(本当の「リーン」)が1回鳴ると切れてしまう「ワン切れ」状態になっていてつながりませんでした。
ところがたまたまつながった友人が「何回かけても1回呼ぶと切れてしまって電話までやられたのかと心配していました」と説明したので電話の不具合だと判り、NTT西日本に連絡したところ「当地区は1名の作業員で対応しているので電話帳の営業用を優先して順番に回っています。早くても10日後になります」と言われてしまいました。それでも町内の営業用電話の不具合に対応したついでに寄ってくれたので3日後に原因が判明しました。
あれから1週間後の現在、当地では安倍晋三元首相の命日の涙雨が集中豪雨になっています。昨年の西日本集中豪雨もそれまでの梅雨がない異常気象で深刻な渇水に陥り、農家も稲を諦めようとしているところでしたが、安倍元首相の悲報が入った直後に降り始めた雨が乾いた大地と水田を潤しただけでは留まらず九州・中国地方に水害をもたらしたのでした。1周忌の現在の豪雨は「安倍元首相が台湾有事への介入を明言したため共産党中国が在日工作組織化している宗教団体で洗脳を受けた信者の息子に暗殺を命じた」と言う海外では常識になっている事実を警察が組織的に隠蔽し、岸田政権も問題を歪曲していることへの無念の涙でしょう。
一方、今回の集中豪雨を気象台は「先週以上の豪雨になり、過去に経験したことがないような災害が発生する危険性が高い」と断言し、降り始めてからは視聴者の自己判断を封じるように雨量や降雨地域の説明を放棄して「すでに災害が起こっていると考えて直ちに避難するように」と命令し続けています。
ところが海辺の山村の当地では過去の経験から「前回の水害は集中豪雨による増水の流入が満潮に重なったことが原因」と判断していて「今回は大丈夫だ」と誰も心配していません。そもそも当地区の避難所である公民館は粟野川に沿った孤立した区域にあり、小庵からは道路を通って1キロ以上の距離があり、前回の水害では通行止めになっていて車両でも避難は不可能でした。おまけに下関市は旧郡部の予算と人員を削減し続けているため車両を持たない高齢者や身体障害者の送迎はなく自力で避難しかありません。補足すれば前回の断水で市役所は通行止めになっている避難所の公民館に給水車を配置しましたが利用者はいなかったそうです。飲用の水を汲んでも重いタンクを持って1キロ以上歩いて帰るのは老人には無理です。
昨年の集中豪雨の時、被害が出ると断言しながら外れて苦情の集中豪雨を受けたローカルNHKの気象予報士は「避難が無駄になっても空振りとは思わず練習の素振りと思ってくれ」と開き直っていましたが、都市部では歩いて気軽に行ける避難所も山間部では避難所まで辿りつく経路が危険なのであり、警告を外した責任を謝罪することもなく「素振り」などと開き直る態度は災害時には佛壇で極楽往生を頼んで念佛を唱えるしかないド田舎の住人を激怒させるだけです。
  1. 2023/07/10(月) 15:41:20|
  2. 常々臭ッ(つねづねくさッ)
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