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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

8月9日、やはり長崎市長に喋らせてはいけなかった。

8月6日の原爆の日の式典のヒロシマ市長の平和宣言があまりにも酷かったので、沖縄で猛威を揮っていた台風6号を長崎に直撃させて防災対策で原爆式典どころではない状況にしようと天候気象の修正を祈願しましたが中途半端な結果になってしまいました。
小庵では以前は「大型台風が直撃する」と言う予報が出ると毘盧遮那佛=大日如来に進路変更を祈願していたのですが、実際に五島列島付近で直角に曲がった時は気象庁の予報が出ていなかった大分県や愛媛県で大規模な水害が発生しました。その後も「早めに」と思って鹿児島沖で進路変更を祈願すると想定外の和歌山県を直撃して同様の甚大な被害が出てしまいました。そのため天候気象の修正は取り止めて月曜日に大慈大悲救苦観世音菩薩、金曜日に延命能化地蔵願応尊への災害除けを祈願するようにしたのです(野僧は允可持ちなので「佛が佛に依頼する」形になる)。
それでも熊本県と長崎県については江戸時代には形骸化していた遠藤周作先生が「沈黙」で描いたような過酷な宗門改めが明治まで続いていたかのように歪曲して「キリシタン弾圧」を世界遺産にして、実際は年貢の徴収が減ることを嫌った役人や長年の近所づき合いを尊重した近傍住民が黙認し合って共存を図ってきた佛教徒の恩情を仇で返しました。中でも熊本県は島原の乱の直後に代官に就任した鈴木重成さまの課税の減免を訴えて諫死・自刃された慈善事業のような復興政策を冒涜した罪は重く、当時(熊本の震災や大水害の前)の県知事に葉書で「世界遺産登録を取り消さなければ佛罰で大規模災害が続く」と言う警告=予言を送っていました。
そんな訳で今回は躊躇うことなく台風の進路の修正を祈願しましたが、連日の殺人的猛暑と熱帯夜の慢性的寝不足で法力が今一つだったようでコースは長崎を直撃したものの式典は屋内で縮小開催されて長崎市長にヒロシマ市長以上の妄言を弄させてしまいました。
長崎市長は特に悲惨だった被爆者の症状と死ぬまで苦しみ続けた後遺症を執拗に語ってその原因を作ったアメリカを遠回しに糾弾した後、G7広島サミットで合意された「核軍縮に関する広島ビジョン」の行動指針をヒロシマ市長以上に口汚く誹謗しました。しかし、アメリカやイギリス、フランスの核抑止力が実際に核の威嚇を繰り返すロシアや共産党中国、核開発を進める北朝鮮による世界の支配を阻止しているのが現実であり、そのような核兵器の凶気=脅威に包囲されている日本が孤高を気取って単独で核兵器禁止条約に加盟してアメリカの核抑止力を犯罪視することは現実を逸脱しています。
敗戦後の日本ではヒロシマと長崎の被爆者を戦争犠牲者とすることでアメリカを人道的犯罪の加害者にして反核兵器の反戦平和運動を反米と親ソ親中に置き換え、さらにベトナム戦争での実態を無視した反戦平和運動を通じてアメリカ軍を敵視する風潮を蔓延させ、現在もマスコミ、特にNHKでは在日アメリカ軍の問題を報じる時には共産党中国の脅威を抑止している現実を無視して危険性のみを強調しています。
おそらく長崎市長の平和宣言は「ビジョン」に名を冠された立場上、批判できないヒロシマ市長との共謀なのでしょう。それを肉声で語らせてしまったことが残念です。
  1. 2023/08/12(土) 14:22:32|
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