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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

辺野古は沖縄県敗訴!そろそろ力尽きては。

1995年の小学生強姦事件を利用して当時の大田昌秀知事が反米反日親中一色のNHK沖縄局を含む地元マスコミと結託してそれまでは主に大田の琉球大学時代の教え子=エリート層に限られていた反アメリカ軍基地闘争を沖縄本島の住民に広めたことで2代目ブッシュ政権のラムズフェルド国防長官が「世界で最も危険なアメリカ軍基地(実際は福岡空港内にあるイタヅケ基地の方がはるかに危険)」とお墨付きを与えた海兵隊の普天間基地が標的になり、おまけに2004年に基地よりも後に建設された沖縄国際大学内に海兵隊のヘリコプターが墜落した事故が発生したため移設が現実化しました。
ところがアメリカ海兵隊としては地上部隊のキャンプ・ハンセンやキャンプ・シュワブから離れている上、嘉手納基地に比べて道路事情が悪く、しかも反対派が道路を封鎖する実力行使が常態化していたため地上部隊のキャンプ内に港湾施設と滑走路を併設した輸送拠点を建設することは内々の研究課題になっていました。
実際は嘉手納基地の北にある読谷飛行場を再利用すれば(現在は滑走路の中央に役場が建設されている)巨額の建設予算を使わずに早期移設が可能で、沖縄市や宜野湾市を通過することなく車両が移動できるのですが、アメリカ海兵隊としては地上部隊のキャンプ内の港湾施設と滑走路を併設した輸送拠点が既定路線なので検討案に入りませんでした。
こうしてキャンプ・シュワブ内の辺野古の海岸を埋め立てて垂直離着陸できるV ―22アスプレイを前提にしたV字滑走路と港湾施設の建設と普天間基地用地の返還が決定すると通勤距離が遠くなる普天間基地の従業員以外の沖縄県民の大半は歓迎しましたが、そこに登場したのが悪夢の政権交代選挙で沖縄を訪れた鳩山由紀夫民主党代表でした。
鳩山は後に自分の口で語っているように日米安全保障条約と在沖縄アメリカ軍の存在意義を知らないままに「少なくとも県外、できれば海外」を選挙公約にして沖縄県民に実現不可能な幻想を抱かせたのです。実際の在沖縄アメリカ軍の任務は台湾が共産党中国の侵略を受けた時の初動対処であり、海兵隊は県外でも大幅に即応力が低下します。
ところが那覇市長から昇格当選した翁長雄志知事は元自民党の国会議員でありながら大票田の沖縄本島で大田の教え子と鳩山の口車に乗った住民が増殖しているのを見切ると辺野古基地建設反対運動の先頭に立つようになり、先ずは仲井真弘多前知事の建設許可の取り消し訴訟に始まり、工事に伴う雑多な作業に要する手続きに難癖をつけて県知事の職務権限で阻止する戦術を執拗に繰り返しました。
今回の訴訟は滑走路の建設予定地の地盤が当初の見積もりよりも軟弱だったため新たに改良工事を実施する必要が生じた手続きを沖縄県が拒否し、これに対して滑走路建設を所管する国土交通大臣の是正の指示を無効とする行政訴訟でしたが、共産党の決定が法律よりも優先される沖縄県のエリート層にとっての宗主国とは違い日本では県知事が公式に認可した滑走路を建設するのに必要不可欠な改良工事を許可しない法廷闘争が合法であるはずがなく、ウクライナの大統領と同様にコメディアンから転身した玉城デニー現知事もそろそろ万策尽きたことを自覚するべきでしょう。それともまだ悪足掻き続けますか?
  1. 2023/09/09(土) 15:24:09|
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