2度目の応募になる下関市民会館で開催されるNHKのど自慢は前回の長門市大会は門前払いでしたが今回は10月6日の予選の2週間前になって参加案内が届きました。
ところが老眼が始まった老人には判読が困難な小さい文字・葉書一杯の参加規程を読むと極めてNHK的な強制事項が書き連ねられていて参加者に自発的辞退を促しているようでした。早めに応募した野僧でも141番ですから参加者が多いのは間違いありません。
先ず会場の下関市民会館には駐車場がなく電車やバスの公共交通機関の利用し、自家用車の場合は周囲の有料駐車場に駐車するように要請しています。ところが現在、野僧が住む下関市豊北町を通るJR山陰線は7月中旬の集中豪雨で鉄橋が破損し(川の増水で橋本体がずれた)、線路の敷石が各所で流失したため主要幹線でありながら通行止めになったまま放置されていて代替えのバスでは片道2時間以上かかります。また午前11時45分までに市民会館大ホールの客席に集合するので予選参加者が多数では土曜日の昼間に駅前の駐車場が空いているとは思えません。さらに予選参加者は仮に予選を通過して決勝=本番に出演することになれば午後5時30分から8時、さらに当日の午前7時40分から打ち合わせをするためそれまでに受け付けを済ませることが要求されていて野僧は同居人が農繁期で仕事が忙しいので下関市内に宿泊しなければならず、その前に猛暑で消耗し切っている今の体調ではこれほど長時間の拘束には耐えられません。
おまけに今回は香西かおりさんと共にゲストだった八代亜紀が「膠原病との診断を受けて年内は治療に専念するため歌手活動を休止する」と発表され、早鞆高校野球部の甲子園球児だっただけに困った時はピンチヒッターを引き受ける「下関市が生んだスーパースター」山本譲二さんに交代したようです。
それにしても膠原病は人間の免疫機能が異常を起こして感染した細菌やウィルスを攻撃するように自分の肉体を異物と誤解して排除しようとするようになり、全身の血管や皮膚、筋肉や間接に炎症が見られる病気の総称で、原因不明の発熱や湿疹、関節の痛みなどが共通した症状で、比較的若い女性が原因不明の発熱として診察を受けて発見されることが多いそうですが、矢代さんは73歳なので余程若々しい身体を維持しているのでしょう。
野僧は前回の長門大会市ではその年の連続ドラマ「エール」の主人公のモデルになっていた古関裕而さんが作曲した海上自衛隊歌「海を征く(自衛隊制作の隊歌のレコードでは藤山一郎さんが唄っていた)」で応募しましたが予選にも出られない門前払いになりました。そこで今回は出場経験者からの「ゲストの持ち歌かご当地ソング(特に民謡)で申し込むと採用される」と言う助言を採用して熊本の元上司の「オイが好きな八代亜紀の歌にせんからいかんたい」との意見を選曲理由にして八代亜紀さんの「舟唄」で申し込んだのです。
ところが八代さんの出演が中止になれば楽しみにしていたファンは素人が下手な八代さんの持ち歌を唄えば落胆が立腹になる場合もあり、野僧としては「海を征く」に変更を申し込むつもりでしたが、これに関しても「曲目と出演者の変更はできません」と釘が刺してありました。そんな訳で誠に残念ながら諦めることにしました。
- 2023/09/24(日) 14:58:03|
- 常々臭ッ(つねづねくさッ)
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