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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

10月1日・初心運転者標識=初心者マークが導入された。

昭和47(1972)年の明日10月1日に緑色と黄色の「若葉」のデザインがお洒落なので今では一般的に初心者を表す標識になっている初心運転者標識、いわゆる初心者マークが導入されました。ちなみにイギリスでは教習車は「L」、初心者は「P」、フランスは「A」のアルファベットを記した板を表示しています。
野僧の父親は若い頃に自動車学校に通い、路上教習まで行きながら教官と喧嘩して退学したため年齢的には遅い運転免許取得になり、この日の時点で数ヶ月残して初心運転者に該当してこのマークを愛車・ファミリアに装着しなければならなくなりました。しかし、本人は初心者であることを恥じていて初心者マーク逃れを研究し始めましたが、法律の抜け穴が簡単に見つかるはずがなく、会社の同僚から「新しい制度が始まると警察は躍起になって取り締まるから素直に貼った方が良い」と目立たない方法として教えられた90度傾けて横向きに貼ったのがせめてもの抵抗でした。
初心者マークは運転未熟な初心運転者を保護することが目的で当時は普通自動車、現在は2007年の道路交通法の改定で作られた準中型自動車を加えた運転免許を受けた期間が1年に達しない者(免許の効力が停止されていた期間を除く)に表示義務が課せられて違反すると違反点数を1点減点されます。一方、周囲の運転者には初心運転者標識を表示している車両を保護する義務があり、幅寄せや割込みなどの初心者には咄嗟の対処が難しく恐怖を感じるような行為をすると同じく1点減点されます。
ちなみに野僧は入校予定者が直前の年末年始休暇中に飲酒運転事故を起こして退職したため陸上自衛隊で運転免許を取得することになり、鉄拳制裁の嵐(鼻から出血したので鼻血かと思って穴を塞いでも止まらないのでルームミラーで確認すると鼻の肉が裂けていた)を受けながら大型免許を取得したのです。そのため大の自動車嫌いで正真正銘の初心運転者でありながら初心者マークには該当しませんでした。それでも3年後に結婚して買った軽の私有車には貼っていましたが、これは基地内で運転の練習に励んでいるのを見た警務隊の友人から「道路交通法では初心運転者への表示義務は規定していても非該当者が表示することは禁止していないから保護を求める者が表示することは不問に付されている」と助言されたため実践したのでした。
一方、1997年10月30日の道路交通法の改定で始まった高齢運転者標識はベテラン・ドライバーたちの反発を招き紆余曲折を辿っています。先ず当初の雫の中央を分けて橙色と黄色のマークは「実を結ぶ」と言うデザインの趣旨に反して「初心者マークが若葉なら高齢者は落ち葉だ」と揶揄する声が広がり、2011年に橙色、緑色、黄緑色、黄色の4葉でシニアのSを表現しているマークに変更されました。それでも落ち葉マークを買ってくれた人を尊重して両方が並立しています。表示についても当初は75歳以上を対象とする努力義務でしたが、2001年に70歳以上に引き下げるとあまりにも普及が進まないための2008年に罰則ありの義務化したものの国民の猛反発を招き、翌年に罰則を撤廃して努力義務に戻っています。今では更新を厳格にして免許返納を推進していますが。
  1. 2023/09/30(土) 14:33:27|
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