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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

「イヌ科の狸と犬はどう違うのか?」動物雑感

実際に熊2等が死んだ殺熊的猛暑だった今年の夏から小庵の庭に狸3匹が住みついているのですが、最近は野僧や同居人を見ても逃げないようになって情が移ってしまい「猫を襲わないように鎖でつないで飼おうか」と思うようになりました。
そこで下関市の動物愛護センターに「首輪をして、鎖でつないで、狂犬病の予防接種を受けさせれば飼い犬として登録できるのか」と問い合わせると担当の女性職員は一瞬考えた後(周囲の人に訊くくらいの間)で「駄目です」と答えました。そこで理由を問うと「狸はイヌ科でも犬ではありません。それに野生動物を飼うことにも問題があります」とケンモホロロの説明をしました。しかし、簡単に納得しないのが野僧で「同じイヌ科の狸と犬はどう違うのか」と再度質問すると「犬と狸は同じイヌ科ですが違う種類の動物です。それは生物学上の分類です」と用意していたかのような返答をしました。さらに「シェパードとプードルが同じ動物に見えるか。ヨーロッパの愛玩犬に比べれば狸の方が犬に近いぞ」「畑を荒らすこともある狸を飼って管理すると言っているんだ。下関市の動物愛護センターなら『お願いします』と礼を言って然るべきだろう」と重ねて反論すると「ウチはペット担当の部署なので野生動物は関係ありません」と逃げを打ちました。
結局、こちらもそれほど真剣な問い合わせではなかったので今回は引き下がりましたが、本当は千葉県木更津市の證誠寺の和尚のように月夜には狸と腹鼓を打って仲良くなりたかったのです(證誠寺のボス狸は腹鼓の打ち過ぎで腹の皮が破れて死んでしまいますが)。
愛知県の祖父=師僧の寺には庭や畑に入ってくる動物を餌付けして慣れれば飼っている檀家がいて家の裏に作った檻には狸と穴熊、野兎が数匹ずつと雄雌の雉に鳶(とび)が1羽、庭には首輪をはめて鎖でつながれた狐が飼われているため「動物園」と呼ばれていました。小庵も猫3匹の他にも境内には昼夜を問わず鹿の群れ、屋根と柿の木には時々猿の群れ、地下には土竜(もぐら)、夜になると庭に猪や狸が出没し、屋根裏には蝙蝠と青大将=蛇、鴉(からす)も餌付けしているのでサファリパークです。
ところがそんな小庵に10月30日の朝に招かざる野生動物が来たのかも知れません。それは朝の鐘を打ち終えた時のことで狭い小川を挟んだ隣りの空き家の庭、若しくはその奥にある小山の墓地辺りからド迫力の雄叫びが聞こえてきたのです。今年の9月から当地でも熊の出没情報が連続していて野僧は青森で熊の雄叫びを聞いたことがあるので「ヒョッとして」と思っていましたが通りがかった隣家の肝が据わった娘が完全にビビッてしまい、「仕事が始まる時間になったら役場=下関市豊北支所に電話してくれ」と命じて仕事に行ってしまいました。
そこで仕方なく役場に電話すると「熊の目撃=出没」は懸案事項になっているらしく営林課の担当者がやってきましたが、「吠える声だけで姿は見ていない」と説明するとやる気がなくなったのか現場確認もしないで「熊は1日に40キロくらい移動するから餌がなければ大丈夫です」と言い残して帰ってしまいました。野僧は若い頃には「武道家として熊と勝負してみたい」と思っていましたが庵内で捕まえた穴熊の爪と牙を見て止めました。
狸・23・10・24・
しょ、しょ、證誠寺、證誠寺の庭は、つっ、つっ、月夜だ皆出て来い来い来い
  1. 2023/11/04(土) 15:09:59|
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