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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

続・振り向けばイエスタディ661

「チャイナのフォーメーション(編隊)が領空に入りました」「デニム、ギャオス、プラム、ディス・イズ・ウェスタンSOC。スタンバイ・アンド・キープ・サービランス」階下の防空指令所の報告を受けて西部航空方面隊指揮所は即座に随伴している第8航空団と第5航空団の戦闘機の編隊に待機と監視継続を指令した。この時、東京の閣議室では大原防衛大臣が石田首相と上山外務大臣を相手に血を流さない戦闘を続けていた。
「戦争は血を流す外交、外交は血を流さない戦争」と言うのは中華人民共和国で建国の父と呼ばれている毛沢東の言葉だが実際、中国では外交に限らず常に戦時態勢にあり、民間に見せかけている企業は西側pとの提携で知り得た工業技術を軍事分野に転用し、コンピュータ技術者を人民解放軍に徴兵してインターネットの監視やサイバー攻撃に当たらせ、語学に長けた若者も徴兵して国内で放送される海外の番組や郵便物を漏らさず検閲させている。然も退役後も軍人としての厳格な守秘義務が課せられるため実態が外国に漏れることはあり得ない。それだけでなく海外在住の中国人にまで国家情報法でスパイ活動、国家安全法で敵対国での防衛行動の妨害と反乱を義務づけている。石田首相も散々に煮え湯を呑まされてきたはずだがまだ中国を信じる気のようだ。
考えてみれば石田首相は加倍内閣の外務大臣としてA日新聞が捏造・扇動した韓国の戦時売春婦や徴用工の問題の海外での宣伝を止め、国内の反日世論を鎮静化させると言う日韓合意を締結したことを自分の偉大な外交実績として誇示しているが、その反発が究極の反日反米極左政権を生み、親米を標榜する現政権も支持率は30パーセント程度のまま推移していて国民の意識調査では反日が過半数を大きく上回って実態を理解することなく盲目的に関係改善を推し進めてきた。そんな人物を最高指揮官に戴いていては自衛隊が戦える筈がない。それは現在のアメリカ軍も似たり寄ったりだ。
「自衛隊は治安出動と対領空侵犯措置によって付与されている警察権の行使として警察官職務執行法第6条の『危険な事態が発生し、人の生命、身体又は財産に対して危害が切迫した場合において、その危害を予防するため合理的に必要と判断される限度において船車の中に立ち入ることができる』に基づく確認を実施しようとしているんです。何が問題なんですか」ここで立野官房長官が割って入って2対2のタッグマッチになった。
「先ほど全ての中国機は窓を一斉に閉めました。つまり全機に80人以上が搭乗していることになります。110機ならば8800人、これが武装していれば陸上自衛隊でも制圧は容易ではないでしょう。千歳空港で爆発した小型旅客機は韓国の空港で客の手荷物コンテナの中に爆発物を紛れ込ませていました。韓国でさえ空港職員に工作員が潜入しているんですから中国の空港では武装した兵員を搭乗させることくらいのことは党の命令一本です」立野官房長官が参戦したのを見てモニター画面の宮谷防衛副大臣も乱入してきた。中央指揮所で実際に自衛隊の対応を監督している宮谷副大臣は足止めすることに執着している最高指揮官の態度に怒り心頭に達して腹の中に反論を溜め込んでいたらしい。それが立野官房長官が切った口火で火炎放射器のように一気に噴き出したのだ。
「そんなに戦争をしたいのね。立野さん、総理と私はあくまでも反対したと記者会見で説明して下さいね」「それは無理です。総理は最高指揮官ですから一連の自衛隊の行動の全責任を一身に負っていただくしかありません。強いて言えば意識を失っている間に首相代理として私が発令した新潟への緊急事態宣言だけは不肖立野が引き受けますが」唇を歪めて口籠っている石田首相に代わって再び上山外務大臣が反論した。すると立野官房長官はそれを揶揄するように否定した。
「チャイナ・フォーメーション、長崎上空を侵犯、コレクション(訂正)到達」結果的に石田首相と上山外務大臣の妨害は成功し、九州本土を侵犯させてしまった。この位置からでは戦闘機の誘導で築城基地と新田原基地に強制着陸のは難しい。国土交通省航空局の交通管制であれば可能だが応じるはずがない。
「どうしたッ、エア・チャイナ001。どうして山口宇部にアプローチ(着陸進路)しない」その時、防空指令所でモニターしている航空無線に福岡航空局の管制官の困惑した声が入ってきた。山口宇部空港に誘導している中国機が管制に従わないようだ。
  1. 2023/11/08(水) 15:05:01|
  2. 夜の連続小説9
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