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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

「使えばわかる」日本製品が売れなくなった理由

平成・○○(零輪)の35年間に日本民族・日本社会は八百万の神々に愛想を尽かされる天皇父子が象徴する通り著しく劣化し、世界に冠たる地位を築いていた日本製品も「安価で高品質」と言う定義では中国と韓国、「信頼性」ではアメリカやヨーロッパに追い落とされて暗黒の地の底から這い上がれそうもありません。
当・ド田舎では消費者の人数が極めて少ないため外国製品を取り扱う家電量販店や大規模スーパーは存在せず、コンビニエンス・ストアでさえ面積だけは広い町内に2軒あるだけなので都市部の余り物のような日本製品を常用・消費していますが、その品質の劣化には怒り心頭に達しています。
先ず家電製品ですが、元航空機整備員として昭和の家電製品を人並み以上に使いこなしていた野僧にとっては必要なデーターを入力して命令通りに機能してくれれば十分なのですが平成以降の家電製品は新型になるほど使いもしない機能がてんこ盛り、リモンコンには意味不明のスイッチが詰め込まれていて多くの場合、メーカーが勝手に決めた名称のスイッチで表示した画面で選択しなければ必要とする機能に接続できません。しかもその機能もテレビやDVDプレイヤーであれば人間が日付と時間、チャンネルなどの必要とする情報を入力するのではなく機械が勝手に番組の一覧表を表示してその中で選択する方式になっていて毎週録画している番組の放送時間が変われば当たり外れは機械の気分次第と言うことになります。おまけにその余計な機能を動かず電子装置は脆弱で落雷などで高電圧が掛かると簡単に破損して録画していたデーターが消失してしまいます。
さらにかつては永久保証のようだった日本の家電メーカーの部品の在庫保管は保証期間にも及ばないことがあり=なくなった時点で終了、メーカーの担当者が「家電製品は消耗品です。壊れれば買い換えて下さい」と言い放って恥じないのです。昭和の企業であれば家電メーカーの責務としてビデオテープやカセットテーブ、ワープロなども愛用する消費者のために子会社にでも本体と部品の製造を継続させるはずでが平成を過ぎれば時代遅れな過剰サービスとして切って捨てられるようです。
食品についても味が完成レベルに到達してしまうと固定客はできても売り上げを増やすことが難しくなり、企業経営としては現状維持に甘んじることになります。そうなると経営者は打開策としての新製品の開発を命じるのですが、調理方法や容器と包装、見た目くらいは開発・改良の余地はあっても味覚となると万人に好まれる新製品は簡単には見つかりません。せめてコマーシャルを工夫するくらいでしょう。特に固定客を有するインスタント食品などの改良は失敗すればかえって多大の減収になりかねず慎重にならざるを得ません。そこで常用されるのが「パッケージをアルミシートにして劣化を防ぐ」と言う過剰サービスですが金属資源の浪費に他なりません。
昭和と平成で日本の企業が変わったのは経営に株主が介入することになったことで、昭和は「お客さまは神さまです」「損して得とれ」と信用や人材育成などの先行投資に力を入れていましたが平成以降は株主の顔色を窺って目先の利益だけを追い求めています。
  1. 2023/11/08(水) 15:06:12|
  2. 常々臭ッ(つねづねくさッ)
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