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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

早くG7の議長国を終わって欲しい国際情勢

今回の期間限定の人道的戦闘停止による人質解放によってハマースが解放した人質は105人だったのに対してイスラエルが釈放した刑務所で拘束していた女性や子供を含むパレスチナ人は240人で文民の違法拘置はイスラエルの方が多いことが判明しました。これでは両者が戦闘停止の条件として合意していたハマース側が解放する人数の3倍には届かずないため戦闘停止の再延長が成立しなかったのは軍事的には当然でした。
アメリカやヨーロッパのキリスト教国は依然としてハマースが文民を人質にしていることをイスラエルの軍事侵攻を正当化する理由にしていますが、これでは猛々しい盗人の肩を持つことに他ならず少なくとも日本はG7では唯一の非キリスト教国として中立の立場を採るべきでしょう。それでもカソリック教徒の上川陽子外務大臣はC7の議長国と言う立場を理由にキリスト教国のG6に完全に同調していますが、G7の議長国に限らず国際連合などの役職の任期は1月1日から12月31日までなので詭弁に等しい言い訳は間もなく破綻します。
その一方で上川外務大臣が就任以来、G7各国と会談する度に強調していたウクライナへの支援の継続はやはり滞っているようで最近はアメリカのマスコミが「反転攻勢は失敗に終わり、ロシア軍は占領地域を確保している」と報じるようになり、ソレンスキー大統領も関心と支援をイスラエルに傾注している西側に対する不満を公言するようになりました。
日本では全く報道されていませんがロシアがウクライナへの侵攻の根拠にしているロシア系ウクライナ人に対する迫害はロシアに接するクリミア半島から東部・南部地域でイスラム教徒とロシア正教徒の対立が激化してロシアから武器の供与を受けたロシア正教徒が攻勢に転じてクリミア半島の分離・独立・ロシアへの併合を主張するようになったため当時のウクライナ政権が軍隊を派遣して鎮圧したことを指しています。
つまり見方によってはウクライナ政府がイスラム教徒を擁護してロシア正教に敵対していることになり(ウクライナ人はロシア正教徒が多数派だが)、古くからのロシア+ソビエト連邦を憎悪する激情で全面支援していたヨーロッパ諸国もパレスチナで勃発したユダヤ教徒とイスラム教徒の宗教対立に構図を重ねてしまうと支援の力点をこちらに移すのは当然の成り行きです。
独自の取材力を持たない日本のマスコミは9・11を口実に2代目ブッシュ政権が始めた第3次世界大戦=反イスラム戦争を今も賞賛しているアメリカの報道を垂れ流しているはずですが、ハマースほかのイスラム過激派に敵意を持たない日本人にはイスラエスの方が悪事=非人道的行為を働いているようにしか見ません。G7の議長国の任期が切れればパレスチナ問題からは手を引き、傍観者として国際法を根拠とする是々非々の立場から双方の非人道的行動を批判するべきでしょう。
広島G7サミットを主催した議長国としての1年は前半こそ林芳正外務大臣の優れた外交手腕によってNHKが主導する現実を無視した反核兵器・反戦平和に議論が流されることなくやり過ごしましたが最悪のタイミングで交代させたため後半は完全に失敗でした。
  1. 2023/12/08(金) 12:42:54|
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