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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

またやったのか?山口市のニューヨークタイムスへの売り込み工作

野僧が入院する直前の昨年末、唐突に「ニューヨークタイムスの『2024年中に行くべき52カ所』と言う記事に山口市が選ばれ、しかも3位だった」と言うニュースがNHKを含む山口県のローカル局で大々的に流れました。
当時、野僧は体調が悪化の一途を辿っていて思考能力が急激に低下していたため特に何も考えなかったのですが、21日間の入院を終えて久しぶりにテレビを見ると県内ローカル局では相変わらずアナウンサーが山口市内の観光名所を紹介する前置きに「世界で3位ですからね」と自慢げに語っているのを聞いて流石に疑問を感じました。
ニューヨークタイムスが昨年までは全く取り上げなかった山口市を3位にする以上、何か世界の人々の耳目を集めるような変化があったのかと言うと何もなく、むしろ寂れる一方のしみったれた街です。
しかも山口市が観光の名所として評価されたと手前勝手に誇示している瑠璃光時の五重塔は普段でも池の畔に建っていて佛舎利ではなく領主の遺骨が納められていることが珍しい以外は情けないほど小さくて粗末で「現存する五重塔では『10番目』に古い」と言う自慢にもならないことを宣伝するしかないのですが、現在は周囲に足場を組んでカバーをかけた改修工事中で何も見えません。それでも山口市はカバーに絵を描いてそれで観光客を呼ぼうとしているのですから外国の観光客が来れば醜態を晒すだけです。
そもそも山口市は京都の雅に現(うつつ)を抜かした守護大名の大内氏が京都の街並みを模して区画整理を進めた「西の京」と自賛していますが、野僧が現役時代に転属して回った全国各地の「□□の京」と自称する町と比べて極めて規模が小さく、古い町並みは全くと言って良いほど残っていません。そもそも海外から模造品の「西の京」を見に来るくらいなら本物の京都を見るべきで、あちらなら瑠璃光寺などとは比べ物にならない五重塔が幾らでも見られる上、さらに古い奈良やグルメも嬉しい大阪にも足を延ばせます。
おまけに山口市は「湯田温泉で長旅の疲れを癒してもらえる」と宣伝していますが山口県内の温泉の泉質は東北や北海道、北関東に北陸、九州に比べて井戸水に近く、温泉街の建物も変わり映えがしない鉄筋コンクリートなので「温泉」で客を呼ぶのも恥辱です。
さらに山口市は内陸にあるため新鮮な海産物を提供するには不利な上、瀬戸内海産の魚介類は魚に貝、海藻にホヤやナマコまで絶品の東北・北海道に比べれば話になりません。
これほど観光上の魅力が欠落した山口市が何故世界の「2024年中にいくべき52カ所」の3位に選ばれたのかを思案すると毎度の得意技以外には有り得ません。安倍晋三首相が亡くなった翌年の2023年に山口県が全国都道府県好感度ランキングで47都道府県中44位になると「安倍首相を失ったことが原因」と受け止めていました。実際、山口県では安倍政権当時、調査も完了していない萩市内の粗末で壊れかけている幕末の史跡が「日本の産業革命遺産」としてユネスコ世界遺産に登録されましたが、このように政治工作で無理を実現させるのが山口県の流儀なので、2023年当時の山口県選出の外務大臣あたりに県民の気分が高揚する打開策を依頼させても不思議はありません。
  1. 2024/03/22(金) 12:17:59|
  2. 常々臭ッ(つねづねくさッ)
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