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古志山人閑話

野僧は佛道の傍らに置き忘れられた石(意志)佛です。苔むし朽ち果て、忘れ去られて消え逝くのを待っていますが、吹く風が身を切る声、雨だれが禿頭を叩く音が独り言に聞こえたなら・・・。

どうして国民的ヒーロー・大谷翔平が嫌いなのだろうか?

先日はロサンジェルス・ドジャースの大谷翔平選手が専属通訳の賭博問題を弁明する記者会見が朝の6時50分からだったためNHKは天気予報を潰して7時のニュースにまで喰い込ませました。おまけにその日の天候は昼の天気予報よりも前に晴れから雨に急転したので大変な迷惑を被りました。しかし、テレビ所有者の受信料で運営されているNHKが社会に何の影響も与えないスポーツ選手の個人的な弁明を極めて公共性が高い天気予報よりも優先することを「問題なし」と判断したようです(どのレベルの判断なのかは不明)。つまり大谷選手のニュースは広告収入を確保するために視聴率至上主義にならざるを得ない民間放送と違って公共性を堅持する責任があるNHKでさえ生活上の必要な情報よりも国民に周知しなければならない重大事と考えていることになります。
ところが野僧は大谷選手が投打の二刀流で注目を集め出した頃から嫌悪感を覚えていて「日本国民としての常識が欠落しているではないか」とその理由を自問自答・自己分析して来ました。そうして辿り着いた結論は大谷選手が本人に自覚があるかは別にしてマスコミが過去に何人も作り上げてきた「理想のヒーロー」の現在進行形であり、誰が見ても疑問を感じるような点まで言い訳を強弁して圧殺しているところです=嘘っぽい。
野僧が大谷選手の報道を見ていて思い出すのは大相撲の若貴兄弟です。マスコミが作り上げた「悲劇の名大関」の息子たちが力士になると土俵上では対戦相手を仇役にして実力差による勝敗も許さない偏った空気を場内に充満させました。然もどちらもマスコミの喧伝ほどには横綱としての実績は揮わなかったにも関わらず弟は親方としても持て囃した挙句に我がまま放題な言動を全て肯定・援護していました。
大谷選手についても年齢から言えば信じがたいような巨額の契約金を獲得すれば「人一倍金銭欲が強い」と思うのが普通ですがマスコミは契約上の利点を詳細に解説してそれが賢い将来設計であるように視聴者を納得させていました。エンジェルスからドジャースに移籍したのも昔の日本のプロ野球選手に見られた「読売ブランド(=短期間でも読売ジャイアンツに所属すれば『元巨人』と名乗ることができる)のようなものか」と理解しましたが、チーム力の違いを強調して大谷選手の実力を発揮させる舞台として当然な選択と解説して新ユニフォームを際立たせる映像を多用しています。
そして今回の専属通訳の賭博事件でも大谷選手は無関係(アメリカの報道では「無罪」と言っているので容疑は掛かっていたらしい)としていますが、24億円もの貯蓄を全て他人任せと言うのは信じ難く、資産運用は専門家に任せるにしても高額の出納くらいは自分で確認するのは常識であり、それも怠っていたとすれば社会人として必要な知識を持たないまま分不相応な巨額の収入を獲得していることになります。それでもマスコミは依然として「大谷選手は被害者」の一点張りで事実を探求して社会に発信するジャーナリズムの矜持は放棄しているようです。
スポーツは本来、数字が唯一絶対の評価基準であって人気、ましてやマスコミが作り上げる虚像を過剰な演出で見せる三文芝居ではありません。
  1. 2024/04/13(土) 15:01:14|
  2. 常々臭ッ(つねづねくさッ)
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